野球界は考えられない人間を排出し続けてどうするのか? ~人間ロボット工場 株式会社「野球界」~

人間ロボット工場 株式会社「野球界」

日本の野球界を客観的に見た時、「縦社会」を非常に重んじている世界観があるということは、経験者ではなくてもよく分かります。

それは、高校野球や大学野球、社会人野球などでも同様で、先輩-後輩間での「挨拶」や「返事」、「対応」などから推測できるようです。

この「縦社会」の構造によってどういった人間形成がされるのでしょうか。

それは、

純粋で素直な人間が形成される

のではないでしょうか。

当然ながら例外というのは存在します。

先輩を敬い、言われたことに対して言うことを聞き、実行します。

先輩に言われたことは、疑うこともなく信じるという無垢な心を作り上げます。

体育会系の採用を積極的に行う企業がるのも、このような理由が大きく影響していると言われます。

言われたことをしっかりこなす人間が求められていました。

しかし、これは裏を返せば、とても危険なことであると思いませんか?

「上司」、「目上の人」、「先輩」に対して、野球人生が長くなるほど反抗することはできなくなります。

「上司」などからすれば、使い勝手がよい人材です。

まさに社会から見れば、野球界は、ロボットのように使い勝手の良い人間を製造している会社のようです。

ロボットのように何も考えなければお先真っ暗

「NO」ということがなかなか言えず、なんでも従ってしまう傾向にあります。

そんな時に、「上司」が「楽をするため」だけに「縦社会」を利用するとどうなるのでしょうか。

与えられた時間的な余裕を、「後輩」へと何らかの形で還元するような「先輩」でなくなると、「後輩」達はどうなっていくのでしょうか。

野球界から離れ、世間に放り出された選手には、沢山の罠が存在しています。

とくに今の世の中は、「先輩」にあたる人達にも余裕がありません。

「後輩」のことを考えてやるだけの余裕がありません。

もし、自分で何も考えずに、周囲の人間のいう事だけを聞いてしまっていては、 これからの日本を生きて行きぬくことができない時代になっています。

「上司」や「先輩」は、最終的にあなたの人生を守ってくれることはありません。

自分の身は自分で守りぬかなければなりません。自分の人生を守ってください。

言われたことを何も考えずにやるだけのロボットになってはいけません。

それは、野球選手としてのパフォーマンスを高める上でも重要なことで、仮に野球人生を終えたとしても大切になってくることです。

むしろ、「野球界」に守られている間にこそ身に着けておくべきことです。

「自分で考え、自分で検証し、自分で改善を加える」という作業を繰り替えすことに慣れておきましょう。

タイトルではかなり辛辣な書き方をしてしまいましたが、野球界は人間ロボット工場といっても過言ではありません。

不快に思われた方は申し訳ありません。

それが良い時代もあったのかもしれませんが、世の中は大きく変化しています。

日本も所詮200弱ある国の一つに過ぎません。

世界はつながって優秀な人達が知識や情報を共有し合っています。

そんな中で生きていくには、野球選手でも、野球を引退した後でも、自分で考えるクセをつけておかなければなりません。

今やロボットでさえ、AIと呼ばれる思考技術が進化を遂げています。

あなたは何も考えられない大人にだけはならないでください。

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