野球肩・肩のケア

野球肩は治らない~あなたはそれだけの覚悟をもって対策していますか?~

野球肩は治らない~あなたはそれだけの覚悟をもって対策していますか?~

「野球肩」を甘く見てはいけません。

確実に言えることは、痛めてしまったら他の「関節」に比べ治りが遅いことです。

さらに言うと、ボールを投げるという行為は、とても繊細な「関節」の状態を求められます。

「痛み」を簡単に考えていると、投球ができなくなってしまうこともあるということです。

まさに、野球選手にとっては致命的な要素となりかねないのが「肩関節」の傷害、つまり「野球肩」です。

タイトルにある「治らない」という表現は、それくらい大切にしたほうがいいという私の思いがあってのことです。

かくいう私も「肩関節」の「傷害」を患い、一時期は塁間も届かないほどの状態に陥りました。

それが、手術を決断した最も大きな要因でした。

このまま「肩関節」の「痛み」をかばいながら野球を続けていても、どうせ戦力外でクビになることを意識し始めたのです。

ある意味、ギャンブルのような感覚に近いものです。

その結果はというと、「肩関節」の痛みは、ある程度良くなったものの、完全に「痛み」が取れることはありませんでした。

球速自体は145km/h程の全盛期に近い状態に戻ったものの、体の状態は戻ることはなく、野球をやめて約10年が経つ今でも、動きによっては痛みが伴う状態です。

私の例のように「肩関節」を痛めてしまっているのにも関わらず、しっかり治さずに、だましだまし投げ続けていると、いつの日かまともに投げられなくなります。

いつまでたっても痛みが消えないという状態に陥ることもありえるということです。

野球肩は治らない~野球肩の原因とは~

しかし、「野球肩」の原因は、ボールを投げすぎたからという短絡的な理由ではないでしょう(『「肩は消耗品」なんてことはありません~野球の常識はスポーツの非常識~』)。

単純に投げ方が良くなかったということです。

肩を痛める野球選手は、自分自身がおかしな投げ方、怪我を起こしやすい投げ方をしていたということにすぎません。

それは、「球速が速い」といった観点の投げ方が悪いといっているのとは別問題の話だとご理解ください。

第三者的に綺麗な投げ方をしていると言われる選手でも怪我・故障をします。

反対に、変な投げ方だなという選手がなかなか怪我・故障をしないケースもあります。

この原因は、

「良い投げ方」を目なだけで判断しているため

です。

「良い投げ方」というのは本来、

その人にはあった投げ方

であるということです。

そのため、誰かと同じ投げ方や綺麗に投げれば大丈夫というような教え方をする指導者には要注意です。

人それぞれ異なる「身体」、「精神状態」を理解した上で指導できる指導者が求められるのではないでしょうか。

「肩関節」は本格的に痛めてしまうと、とても悩み苦しんでいきます。

そして「野球肩」に関して、本当の所を理解している人は、医療関係者やトレーナーのレベルでもほとんどいません。

たまたま巡り合えばラッキーですが、そんな確率をもって「野球肩への対策をしている」と言うのは危険すぎます。

「野球肩」にならない、あるいは「野球肩」を治したいのであれば、可能な限りの早急な対応が求められます。

「張っているだけだから大丈夫」なんて甘いことを言っていてはいけません(『【野球肩への対策】野球選手が「肩」の痛みでもっとも注意しなければならないこと』)。

少なくとも「野球肩」が治らなくなるところまで、「肩関節」を酷使しないようにしてください。

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