トレーニング

手押し車って筋トレになるの?

手押し車にもメリットはあります

「手押し車(ておしぐるま)」のトレーニングをやっている人はあまり見かけなくなってきました。

一昔前までは誰もが行っていたトレーニングです。

「手押し車」と似たような立場にあるトレーニングで言えば、「うさぎ跳び」も最近では見かけなくなりました。

なぜ、行わなくなったのでしょうか。

答えは簡単で、これらのトレーニングにおける欠点が発見され、また他に良いトレーニングが発見されたからでしょう。

しかし、「手押し車」や「うさぎ跳び」は本当に意味のないトレーニングだったのでしょうか。

「takebat.com」では、革新的なことばかりをお伝えするので、過去のすべてを否定しているように捉えられていますが、決してそんなことはありません。

「takebat.com」が大切にしているのは、

どんなトレーニングであれ取り組む時の「考え方・捉え方」が重要であり、常に自分自身で検証し続けること

です。

つまり、今回ご紹介する「手押し車」というトレーニングに関しても、多くの人が見落としているメリットがあります。

「うさぎ跳び」も全否定はできません。

メリットも沢山あるトレーニング方法の一つです。

仮に「スクワット」をやっているのであれば、「うさぎ跳び」の方がはるかにメリットが多くあります(『スクワットVSうさぎとび ~野球に必要な足腰のためにはどっち?~』)。

それでは「手押し車」というトレーニングはどのようなメリットがあるのか見ていきたいと思います。

この「手押し車」に対するアプローチのしかたも含めて、今後のトレーニング選びの参考にしてください。

手押し車のメリット・デメリット

まずは、「手押し車」をする時に気をつけておきたいリスクから説明します。

それは、

・手首の捻挫リスク
・肩関節のインピンジメント症候群リスク
・腰の伸展を防ぐためによる腰痛発生リスク

この3点が「手押し車」におけるデメリットと言える部分です。

まさに故障リスクのオンパレードです。

これが一般的な考え方になり、野球界のトレーニングから消えつつある理由でしょう。

しかし、冒頭でも触れた通り、「手押し車」にもメリットが存在し、忘れられている部分があります。

それは、

腕から伝わってきたエネルギーを肩甲骨で受け止める練習になる

というものです。

「デメリット」と「メリット」を挙げましたが、「デメリット」の方が圧倒的に多いですよね。

だからトレーニングとして消え去っていっている・・・と言いたいところですが、「手押し車」で得られるメリットは、他のトレーニングでは代替しがたい要素です。

そのため、できることなら「手押し車」はトレーニングとしてやりたいところです。

となると、「リスク」がない形で「手押し車」ができたいのものか・・・と考えればいいわけです。

そうすれば見つかります。

実際に、一般的な「手押し車」の「リスク」を無くし、「メリット」の部分だけを抽出して行う方法があります。

適切な方法での「手押し車」のススメ

では、どのような方法で「手押し車」をするといいのでしょうか。

これはいたってシンプルで、

手押車をするときの腕を斜め前方45度くらいのポジションでキープして行う

という方法です。

いわゆる0ポジション」という「肩甲骨(肩甲棘)」と「上腕骨」が一直線になった、「肩関節」における最強の角度をキープするということです。

この方法で「手押し車」を行えば、「手押し車」のメリットを享受しながらも、手首の捻挫を心配する必要がなくなります。

もちろん「肩関節」の「インピンジメント症候群」への心配や、「腰」への心配もありません。

そして、「0ポジション」で「手押し車」を行うと、投球時の肩関節の安定性を記憶させることにも一役買うため、メリットが倍増します。

「0ポジション」で行う「手押し車」の際の「肩関節」の状態は、投球時における理想の「肩関節」の状態と類似しています。

「手押し車」は、昔から行われている原始的なトレーニング方法ですが、しっかりと考えれば、メリットが存在していることに気づくことができます。

さらに「デメリット」に気づいているなら、その「デメリット」を排除することも可能です。

一番大切なことは、今の自分に必要なことは何なのか適切に捉え、それにあったトレーニング方法を行うことです。

つまり

どんなトレーニングであれ取り組む時の「考え方・捉え方」が重要であり、常に自分自身で検証し続けること

が大切であるということです。

「手押し車」がく言われるメリットとして、「腹筋がつく」、「胸筋がつく」と言われたりします。

しかしそれらは必要なく、なんなら野球選手としては、そんな筋肉はつけない方がいいくらいです。

そんなことよりも

身体の使い方を学ぶことができるトレーニング

という視点でトレーニングを行うべきです。

身体の使い方とは、エネルギーの伝え方と言い換えることができます。

野球選手(人間)は「動作」をする時に、一つの「筋肉」や「関節」、「骨」によって動くことはほぼありません。

「各筋肉」、「各関節」などが連動する形で「動作」を創り上げています。

その一つ一つを鍛え上げるよりも、これらの連動性を高める方が数段以上の力を発揮することができるようになります。

まあ一つの筋肉を鍛えてしまうことは、連動性を低下させてしまう行為であることを忘れないでください。

身体のことを勉強しながら、トレーニング・治療を行おう

本日記した内容は、身体のことを少しでも学んでいれば気づくようなことばかりです(『野球肩になる前に肩関節を勉強せよ! ~必用なのは理科レベルの勉強で十分~』)。

それなのになぜ皆が気づかないのでしょうか。

それは、

野球界には自分の身体のことについて学ぶ機会がないから

です

そのため、ケア・メンテナンスが後回しになってしまっていることは薄々気づいているのではないでしょうか。

しかし、ケア・メンテナンスだけではなく、パフォーマンスの質にも大きく影響されていることは忘れられているのではないでしょうか。

そこで、「野球肩革命所」では『チームトレーナープロジェクト』を立ち上げました。

詳しくはリンクより見て頂きたいのですが、「柔道整復師」の国家資格を所持し、元社会人野球まで経験した「大竹一彰」がチームまで、出張治療&勉強会を行います。

身体のケア・メンテナンスをしながら、身体の知識を増やし、パフォーマンスまで向上させるこれからの野球界を覆していくプロジェクトです。

ぜひチームメイトや監督にいって「チームトレーナーPJ]に参加しましょう♪

詳細はコチラから確認ください(『野球肩革命所のトレーナーをチームに呼ぼう ~チームトレーナーPJ始動~』)

 

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