大半の野球選手はウォーミングアップの目的を知らない

大半の野球選手はウォーミングアップの目的を知らない

ウォーミングアップは何の目的があってやっているか考えてみたことはあるでしょうか?

そして、今やっているウォーミングアップが本当にその目的を果たしているか検証してみたことはありますか?

検証とは極端なことを言えば、

今やっているウォーミングアップをすべて辞めたとして故障のリスクが高まるかを確かめる

ということです。

あるいは、ウォーミングアップを辞めてパフォーマンスが低下するのか確かめてみることです。

とはいえ、辞めてしまうのことに恐怖は感じると思うので一度考えてみましょう。

ウォーミングアップの歴史は意外と浅く、25年前はプロ野球や社会人野球を除いては決まった形はありませんでした。

ラジオ体操の延長線上程度のものでした。

その後の数年で、ウォーミングアップの内容、かける時間、進め順序などが急速に整備されていきました。

大きな流れとしては、「ランニング」から始まり、「ストレッチ」を行った後、「ダッシュ」や「ジャンプ」を繰り返し、野球選手としての特異的な動作の確認を行っていきます。

今やどこの野球チームでも同様の流れを当たり前のようにウォーミングアップとして行います。

ただし約25年間同じ流れを崩していません。

つまり、

この25年間はウォーミングアップの根本的な部分に関しての検証が行われていない

ということです。

多少の内容の変化はあれど、大きな流れに変化はありません。

ところで、ウォーミングアップの目的は何なのでしょうか。

これは誰もが簡単に答えられるはずです。

それは、

野球のプレー中、練習中に故障や怪我をしないように、また100%の力でプレーできるようにすること

です。

しかし、実際のウォーミングアップに臨む姿勢をみるとどうでしょうか。

本当に自信をもって果たせる内容をやっていると言い切れるでしょうか?

間違えないで頂きたいことは、

単純にウォーミングアップを否定しているわけではなく、意味合いや理屈を考えずにウォーミングアップをやっていることを問題視している

ということです。

意味も考えずにやっていることは、単なる惰性にすぎません。

これではウォーミングアップの目的を知っているとは言えません。

野球のプレーを100%でできるように準備するためには何が必要でしょうか?

そのためには2つ果たすべきことがあります。

1つは、

筋温をあげること

です。

筋温を上げるためには沢山の方法があります。

自分の体に適し、尚且つ自分のポジションに適した動きを取り入れるように意識した方が良いでしょう。

2つ目は、

関節の可動域が広がるように自分の体に教えてあげること

です。

関節には関節に合ったレール(動き方)があります。

また関節が動く上での特性(動かし方)というものがあります。

この「動き方」と「動かし方」を知った上で、適切に動く関節を作ることが重要です。

少し今回の記事は概念的な内容になっているので難しかったかもしれませんが、何度か読み返して理解しておいてください。

ウォーミングアップはとても大切なことです。

ウォーミングアップをしているのに、「故障」や「怪我」をするという結果が出た時、それはウォーミングアップの意味をなしていないということです。

一度、自分でもウォーミングアップの内容を検証してみましょう。

するとストレッチが何の意味もなしていないことに気づくはずです(『ストレッチって本当に効果があるの?』)。


現状の野球界では、ここに記した内容のような人間の「身体」、野球界では考えられない「常識」に関する知識を勉強できる場所がありません。

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