投手が球数制限で安心していると危険

投手が球数制限で安心していると危険

最近では、日本においても「投手の球数制限」が導入されるようになりました。

しかし、考えて頂きたいことがあります。

それは

「球数制限」が正しいと考えることは危険

ということです。

正しいケースもあれば、そうではないケースもあるということを忘れてはいけません。

単純に「球数制限」していれば、野球選手として大成するわけではありません。

人間がたくさん「投げる」という「動作」をすれば、自然と体は「投げる」という「動作」に対して適応します。

人間の身体が適応するということは、「偏り」ができるということに他なりません。

その「偏り」が度を過ぎてしまうと「怪我」や「故障」となって表れます。

そんな時に「球数制限」をして、そもそも「投げる」という「動作」を減らしていれば、「怪我」や「故障」のリスクを下げることができます。

しかし、その「球数制限」をした結果はどうでしょうか。

本当に故障者は減っているのでしょうか。

現実は、何球投げていても故障しない選手がいれば、投球制限をしていても故障してしまう選手がいます。

なぜこのような現実が生まれてしまっているのでしょうか。

一つは、故障しにくい選手は、単純に物理的に「筋肉」や「靭帯」が強いということもあるでしょう。

しかし、こんなことは天性のものなのでどうすることもできません。

それにいくら強靭であっても限界があるので、100%の回答とは言えません。

故障するかしないかのポイントは、

「肩」や「肘」の一部分だけに負荷がかかるような投球をしているか否か

です。

極端な話をすれば、一部分だけに負荷がかかってしまうような投げ方をしていなければ、いくら投げていても故障することがありません。

安易な投球制限は、野球をする機会を減らすということに他なりません。

つまり、パフォーマンスの低下は必死で、技術的な上達の妨げになる行為です。

とはいえ、とにかく投球をすれば上手くなるのかと言えばそんなこともありません。

では、どうすればいいのでしょうか。

それは、

いくら投げても疲労しにくいような効率的なフォームを習得すること

です。

身体への負荷が少ない投球は、単純にリリースの瞬間にエネルギーを最大化することにもつながるため、パフォーマンスの向上にもつながります。

そんな効率的なフォームを探し求めながら、疲労の回復に努めましょう。

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