アイシングをしても野球肩の対策にはならない

アイシングをしても野球肩の対策にはならない

アイシングのメリットとデメリットについては過去の記事で何度もお伝えしています(『野球肩まとめ2』)。

アイシングを全面否定はしないものの、野球界の「アイシング」の捉え方をしている限り、野球選手は安易に「アイシング」を行わないほうが良いと考えています。

最も危険なのが「アイシングが野球肩の予防につながる」という考え方です。

身体の疲労回復は、「回復の促進」が重要なカギを握っており、「アイシング」は「回復の促進」という観点からは逆効果になっているからです(『野球肩を本気で防ぎたいなら肩を温めた方が良いのは当たり前』)。

「アイシング」のポイントは「痛みの緩和」と「回復」のバランスを考えることがとても重要です。

「アイシング」の効用は基本的に「鎮痛作用」にあると考えてください(ただし人によってはその痛みすら取り除ける治療家は存在します)。

しかし、そのバランス感は簡単ではないため、基本的に野球界では「アイシング」を行わないことをおススメしています。

おススメしていない理由は過去の記事でお伝えしているので、本日の記事では「アイシング」の使いどころについて記したいと思います。

使いどころを知ることで、野球選手にとっては不要で、本来の目的からもかけ離れていることを理解する手助けとしてください。

>次のページ:アイシングの使いどころ

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