現在の野球界は皆が「安心」を求めすぎる
皆が現状の野球界に薄々危険性を感じているものの、現状が続く理由は「安心」にあります。
有名な選手がやっていると聞くと、なんだか正解のような気がして「安心」できます。
とはいえ、最終的には安心できる状態にはならないのことが大半であると気付いているのに。
そうこうしている間に、体に疲労が蓄積し、障害の予備軍を増強することになります（『９割の投手が野球肩予備軍の選手だって知ってた？』）。
そして、あるきっかけを境に故障が発生し、戦線離脱という道を歩むことになります。
安心を求めた結果が無意味な練習を生み出し、疲労だけを蓄積させています。
その安心の最たる例が「練習時間」でしょう。
野球の練習は、他のスポーツに比べ時間がとにかく長いのが特徴です。
日常の練習は、他のスポーツの合宿並です。
上手くいかなければ練習時間を長くするという考えは誰でもできます。
一度やってみることは大事でも、どこかで検証する時間をとらなければ、とにかく練習時間やメニューを増やし続けるだけです。
これでは、どれかの練習がうまくいったとしても、最後には故障をしてしまって野球人生は終わりを迎えます。
どれだけ練習しても故障をすればすべてが無駄になります。
常にベースには健康な身体がなければ何も実現できません。