野球選手はいつしか野球のための練習を辞める

野球選手は何のために練習をすべきなのか

選手が野球選手として上達し、試合に出場するために、試合で活躍するために、さらに上の世界の野球ができるようになるために練習は行われなければなりません。

しかし、野球界の現状を見ていくと、野球のための練習が、何か違う目的に向かって練習してしまう選手が続出します。

具体的な例で言えば「筋トレ」でしょう。

当初は、ボールのスピードアップのため、打球の飛距離アップのためにトレーニングを開始します。

中にはサプリメントを服用し、筋肉を増強しようと頑張る選手も少なくはありません。

ところがいつしか、筋トレした後に鏡を見つめ、ボディービルダーのような格好をする選手が出始めます。

最終的には、野球と関係のない筋肉をトレーニングする選手も現れます。

確かに「筋トレ」をすれば成長ホルモンの分泌促進が起こります。

そのため、ストレス解消効果があることから、技術練習でたまるフラストレーションを軽減させるという意味では効果的でしょう。

ところが、「筋トレ」をすることで、野球には関係のない部分に対して筋肉を増強してしまうと、パフォーマンスが低下するばかりか、故障の原因になります。

それを防ぐためには、身体の勉強をすることが重要ですが、勉強と名の付くものに拒絶反応を示す野球人は学ぶ機会すらありません。

わざわざ時間を費やし、歯を食いしばって頑張った練習が、自分の首を絞めていては本末転倒です。

他にも、ランニングに関しても同様のことが言えるでしょう(『野球選手に走り込みはいらない理由まとめ』)。

間違っても時間があるから「走りこむ」なんて考え方を持ってはいけません。

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