野球肩を治療する前に肩のストレッチのデメリットを知ろう。

野球肩の対策に肩関節周りのストレッチが危険なわけ②

ストレッチは基本的に関節周りの筋肉を伸ばす目的で行われています。

そんな人の関節には様々な形状が存在しています。

蝶番(ちょうばん)関節、鞍(あん)関節、臼状(きゅうじょう)関節、など様々な形をしています。

そして、これらの関節には、一つ一つ物理的に動き方や方向が決まっています。

また、関節にも重力が作用しているため常に地面の方向に引かれていると考えてください。

そんな中で冒頭のストレッチをするとどうなるのでしょうか。

肩関節の後方の筋肉がストレッチされると同時に関節も動きます。

この時の肩関節は力が加わることで「屈曲」と「内転」という複合的な動きをしています。

そして目には見えませんが、重力によって地面の方向にも引っ張られています。

上記の画像のストレッチをすると、肩関節の後方が開かれていきます。

さらに一生懸命やれば、肩関節が本来の動き以上に開かれていきます。

この開かれすぎた状態(筋肉はよくストレッチされていますが)と、重力による地面の方向への力が働くと関節にあるセンサーが「異常事態」と判断します。

すると先ほど触れた人体の自己防衛機能が働きます。

その結果、この「異常事態」を解決するために、全身を硬くする作用が起きます。

ストレッチによって身体を柔軟にしようとしているにも関わらず、身体が硬くなっては本末転倒です。

そんな事態を解決するためには、いい加減にストレッチを行いながら、重力の影響を受けにくい様に関節を下から支えながら行わなければいけません。

すると野球選手が本来求める、「疲労回復」と「パフォーマンスの向上」を得るためのストレッチができます。

それにも関わらず一生懸命ストレッチをやってしまうと逆効果しかないことを理解しておいてください。

ポイントはいい加減にストレッチをやることです。

これは他の関節も言えることなので、一般的に言われる筋肉を伸ばす様なストレッチは逆効果もたくさんあるということを覚えておいてください(『意味のあるストレッチをやっている野球選手はほとんどいない』)。

まさにこのストレッチの例が、さぼる選手の方が上手くなるという良い例かもしれません(『上手くなるための最大の近道はサボること』)。


現状の野球界では、ここに記した内容のような人間の「身体」、野球界では考えられない「常識」に関する知識を勉強できる場所がありません。

そこで「野球肩革命所」では「野球肩革命チームトレーナープロジェクト」を立ち上げることにしました。

「野球肩革命チームトレーナーPJ」では、社会人野球まで経験した「柔道整復師」の資格も持つトレーナーが、「出張治療」として身体の改善を行いながら、「怪我」・「故障」のリスクを下げる身体作り、さらには技術が向上する身体の使い方の指導までを「チーム単位」にて行っています。

一人では高額な「トレーナー」を雇うことが困難でも、「チーム単位」で行えば一人当たりは低料金で取り入れることができます。

本気でプロを目指し、本気でサポートしていきたいと考えるのであれば、早くからやればやるほど効果的です。

これからの野球選手は、身体の知識を持って、「疲労の回復」と「故障しない身体創り」を行えば自然と上達していきます。

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