野球肩の本質~野球肩の痛みと原因・治療法について【4】

野球肩の本質~野球肩の痛みと原因・治療法について【4】

野球肩は野球選手にとって、なかでも投手にとっては最も危険な怪我・故障として長年にわたり様々な対策や研究が行われてきました。

しかし、実情はどうなっているでしょうか。

昔から研究が続いているわりには野球肩で野球人生を終えてしまう選手の数は減っているでしょうか。

実際の数値を計らずとも、皆が感覚的に理解しているのではないでしょうか。

なぜ野球肩はそこまで注目されているにも根本的な解決に至っていないのでしょうか。

その原因はシンプルで

多くの野球関係者、医療従事者が本質的なところを捉え間違っているから

です。

捉え間違ってしまう要因は2つあります。

それは、

・人体のプロフェッショナルである医療従事者が高度なレベルでの野球経験がないこと
・野球選手自身が自分の身体について理解(しようと)していないこと

の2つです。

そのため、野球選手の視点にたって考えれば、野球肩を根本的な部分から解決していくためには医療従事者に頼っていても不可能なことが理解できるでしょう。

つまり、

野球選手が野球肩から自分の人生を守っていくには自分自身で自分の身体を勉強するしかない

ということです。

そんな中で私は、現役時代にアマチュア野球として都市対抗野球にて全国優勝を果たし、その後に医療系の国家資格を取得し、体のプロフェッショナルとして治療家を経験した稀有な立場としてポイントをお伝えしたいと思います。

>次のページ:野球肩が治らないのはインナーマッスルを鍛えるものだと思っているから

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