肩は消耗品だから投げ込まないはMOTTAINAI
ここ10年ほど前から、メジャーリーグのような投手の起用方法が日本でも採用しつつあります。
先発-中継ぎ-抑えという形で投手が投げることで投手の肩関節の消耗を防いでいこうという働きかけです。
しかし、実は肩というのは消耗品ではないので、投げ込みを行わないようにすることは、技術向上の面から考えると非常にもったいない話です。
理にかなったフォームをしていれば、肩や肘というのはそう簡単には壊れません。
実はちょっと疲れてるぐらいの方がいい
肩を消耗品として使わないためにはどうすればいいのでしょうか。
そのためには投げ込みのタイミングが大切になってきます。
では、その適切な投げ込みのタイミングとはいつなのでしょうか。
それは基本的に、
大きな大会の2ヶ月ほど前から1週間ほど前
で十分です。
投げる筋肉を鍛えるというよりも、筋肉をわざと投げ込みによって疲れさせ、一番ベストなフォームを確立するための練習方法です。
効率が悪いように思えるかもしれませんが、実は一番効率的な方法と言えます。急がば回れ。
体の筋肉がフレッシュな状態というのは、実は無駄な動きが多く、理にかなった動きを行いにくい状態です。
しかし、投げ込みによって体を疲労させ、その中で球速や球威は維持するように投球することで、体の潜在的な部分に働きかけ、一番効率的なフォームを身につけさせることができます。
そしてその効率的なフォームを身に着けるには、肩を消耗品と考えずに投げ込みをすることが一番効率的な方法です。
故障への不安
しかしそこで心配されるのが、肩や肘の怪我です。
野球人生を左右するかもしれない大きな怪我だけは避けたいと思いますが、ある程度の理にかなったフォームをしていれば肩や肘はそう簡単には壊れません。
とはいえ理想の投げ込みの方法を知っていることが大前提での話なので、理想の投げ込みとは何かをお伝えしたいと思います。
それは、
「目標を持って投球したけれどその目標に向かってなかなか投球できないが、それでも目的達成のために投げた結果300球になってしまった」
という投げ込みです。
「〇〇球投げ込む」といった形の投げ込みにはまったく意味がありません。それこそ肩を消耗品にしてしまっています。
肩は消耗品と言われていますが全くそうではありません。
疲れて力みが抜けた時にこそ理想のフォームというのが見つかります。
疲れた状態でも球速や球威を保つことができるフォームというのがあるはずです。それが見つかった時に、あなたの肩は消耗品ではなくなります。
肩を消耗品のままにせず、理想のフォームといち早く見つけましょう。
今のまま投げ続ける方がよっぽど消耗させているのでお気を付けください。
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