野球肩が治らないのは身体の仕組みを理解していないから
多くの野球選手が理解していない根本的なことがあります。
また、それは野球選手に始まったことではなく、全ての人に言えることです。
それは、
医師にも薬にも、どんな故障・怪我・病気は根本的には治せない
ということです。
治せないというと語弊があるかもしれませんが、人の手を加えることで根本的な改善は望めないということです。
では、なぜ故障や怪我・病気が治っていくのでしょうか。
それは、
人間の身体は常に自分自身が求める方向へと自然に動いているから
です。
簡単に言えば、自然治癒力というものが存在しています。
多くの施術や薬などは、あくまで人間の自然治癒の力を促進させることもしくは痛みを誤魔化す、取り除くことしかできません。
当然ながら、生命の危機にある場合は、自然治癒と正反対のことを処置する場合もありますが、野球の現場で死に直面するようなことはほとんどありません。
これは、逆の意味でとらえれば、故障や怪我・病気も自分が求める方向性に沿って起きている出来事だといえます。
決してスピリチュアル的な意味ではなく、自分の身体の特性を知らないがために、何かを求めたデメリットの部分として現れているのが故障や怪我・病気です。
当然ながら、野球肩も自分の身体の特性を無視して投球を続けた結果、肩関節に痛みが発生してしまっています。
そして野球肩が治らないと嘆いている選手は、自分の肩が自ら修復しようとしていることを無視し続け、むしろ弊害になるようなことを続けているから治りません。