二の腕は盲点
投手の皆さんが基本的に身体の部位で注意するところというと
肩・肘・腰
が多いと思います。
その中でも、今回の記事は『肘』と密接にかかわることなのですが、
二の腕が肘の痛みに関わっている
ということです。
これが意外と盲点になっているところなので、肘の痛みが気になっている方は特に注意深くよく読んでください。
痛くなったところが根本的な原因でないことはよくあることです。
肘の内側の痛みの原因
こんな経験はございませんか?
肘の内側が痛くなったけど、肘の内側を治療してもらっているのに改善しない・・・。
これは二の腕の筋肉が関係している可能性が高いのにもかかわらず、その部分について治療を行っていないから発生しています。
二の腕はどこで一番負担がかかっているのかというと、投球動作のアクセレレーション期に大きく負担がかかっています。
ちょうど腕の加速が始まって、肘が伸びて、リリースする一歩手前の段階です。
このアクセレレーション期に肘の内側へ負担がたまりやすくなるので、痛みを発生させることがあります。
そのため、痛みが発生する前から日々ケアをして怪我を未然に防げるように努力しましょう。
詳しいことに関しては、専門的かつ長くなるので割愛しますが、自宅でできるケア方法をご紹介します。
二の腕のケア・メンテナンス方法
まずうつ伏せに寝て、両方の腕は下に下げておきます。その際に手のひらは天井を向くようにおいて、顔は投球する腕と反対側を見ます。
この状態で、お父さん、お母さん、チームメイトなどに投球する側の腕の二の腕を、ゆっくりじわじわ、腕の付け根から肘にかけて10分くらい踏んでもらいます。
踏み方は、足の外側でゆっくり体重をかけながら、軽めから始め、徐々に圧を高めていくような感じで踏みます。
これをするだけでも肘の内側の痛みは軽減しますし、特に肘が痛くない選手であれば肘や肩周りが軽くなる感じがあると思います。
一番は痛みがでる前にやっておくのがベストです!自分でできる簡単なケアですが、ぜひ行ってみてくださいね♪