皮膚が身体のバランスに重要だった
「バランス」と聞いて思い浮かぶことってなんでしょう?
- 体幹
- 筋力
- 足腰
こういったことを考えることが多いのではないでしょうか。
しかし、筋トレをすることで、筋力をつけてバランスが向上したという話は100%事実でしょうか?
違いますよね・・・。筋肉をつけたからといってバランスはよくなりません。バランスが良くなる人ももちろんいますがそうでない人の方が多いはずです。
ではどうしてそんなことになるのでしょうか。それは身体のバランスには様々な部位がかかわってきているからです。
例えば、タイトルにもあったように、松坂投手が行っているアクションとして「鼻」、正確には「鼻の下」がバランス感覚に影響しています。(意識的にやっているか、無意識なのかはわかりませんが・・・)
これは皮膚にバランスと関係する部分があるからなんです。
松坂投手の鼻の下は伸びている(笑)
松坂投手がいつも女性のことばかりを考えていてエッチだという話ではありません。笑
松坂投手は、足を上げて、ステップをしに行く際、若干体が背中の方に倒れながら体重移動をしていきます。これを修正している正体はなんなのか?と検証すると大半の人は「腹筋や体幹」が強靭だからといいます。
私の意見は違い、他のものが大きく影響していると考えています。
腹筋や体幹の強さ程度ではフォーム的に後ろに倒れそうになったものを戻すことはできません。
そこにプラスアルファ必要な要素として松坂選手のやっている重要なファクターがあります。それは・・・
鼻の下を伸ばす
え、それだけ?って感じですが、これが意外と効果的なんです。
出典先:http://baseballking.s3.amazonaws.com
それでは一度体験してみてください。
起立した状態で、体重をやや後ろにかけてください。その際に、鼻の下を目一杯伸ばしてみてください。
どうですか?前に起きてきませんか?
人体の不思議・・・松坂投手がこれを無意識的なのか、フォームの修正として意識的なのかはわかりませんが、間違いなくこれをしています。
私はこれが重要なファクターだと考えております。
皮膚には重要な感覚器がある
皮膚には体の中で最も重要と言われる、特殊な感覚受容器が分布しています。この感覚器は、関節包や靭帯にも分布しています。
皮膚への触覚、熱感、冷感などなどを検知しています。人の体の傾きや、関節の角度も精密に脳へ情報を届けています。
当然、松坂投手のステップ時の体の傾きも検知していますが、ここに逆の刺激である鼻の下の皮膚を伸ばすことで皮膚受容器を興奮させ、脳から運動神経へ刺激を送ることで後ろに倒れそうなものを耐えさせています。
これは松坂投手だけの話ではなく、人全般に言えることです。
こういう機能が身体にはあるので、意識的であれ、無意識的であれ利用する価値はありますよね♪
皮膚とバランスの関係性、こういったことも身体にはあるんだなっていう一例としてご紹介いたしました。