本当は野球を辞めたいんじゃないの?
小さなころ野球を始めて、朝から晩まで白球をおった日々なつかしくありませんか?
グランドがデコボコでも、薄暗くてボールがあまり見えなかったとしても、野球が大好きで楽しいためにボールを追い続けていませんでしたか?
遅くなって帰れば母親に「早く帰ってきなさい!」と怒鳴られたとしても、野球をしていたからそんなのへっちゃらで右の耳から左の耳へ抜けていってしまう。
それくらい野球をすることのが楽しかった時期ってありませんか?
これはあくまで私の体験なので、全員に当てはまるかどうかはわかりません。
とはいえ、私と同じような経験をされた方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、今、野球を全力でやっている人ほど正反対の感情も抱いているのではないでしょうか?
辞めたい
と。
しかし、タイトルにもあるように、この感情が生まれることこそ、野球が大好きである証だと私は考えています。
何も、「好き」の反対が「辞めたい」ではなく、あまり視野を狭め過ぎず、もう少し気楽に考えてもいいと思います。
本日は、少し毛色の変わった記事ですが、自分の中での野球を見つめなおす機会になればと思い記します。
野球がやめたくなる感情の正体
今現在、野球において、様々な恐怖やしがらみの中でプレーを行っている人もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
例えば、
・怪我のループからぬけだせずに毎日痛い
・お世話になった先生たちを裏切ることができないので続けている
・プロ野球選手になることが夢だと公言した以上引き下がれなくなった
・昔から野球しかやってこなかったので他のことはできない
また、職業野球になればなるほど、
・ミスしたらクビになるかもしれない
・せっかくもらったチャンスを絶対ものにしなければ
・見逃し三振!クビになるかも
・打ち込まれたら次はない
これらの恐怖から自分の思ったようなプレーができなくて辛い・・・といった選手は少なくないでしょう。
その結果、野球をやることが億劫になり、野球のことが嫌いなような気がしてくるのでしょう。
しかし、考えてみてください。
そこまで真剣に考えられるものを本当に嫌いになってしまったのでしょうか?
本当は、心の中で、野球が大好きで大好きでたまらないからこそ、上記のような悩みが付きまとい、結局は「やめたい・・・」となっているのではないでしょうか。
しかし、これを言ってはもともこもないかもしれませんが
野球は選手だけが全てではありません。
かくいう私もプロ野球のドラフト会議の数日前までドラフト指名選手でした。
しかし、数日前に「取れない」の一報で簡単に夢が断たれてしまいました。
その後は、社会人選手として活動しましたが、怪我続きで思うようなプレーができず、野球選手の道は断念しました。
が、しかし現在もこうやって野球のつながりを頼りに野球関係の職業を自分主体となって行うことができております。
野球が好きなら大切なこと
野球を辞めたい、と思って辞めてしまったとしても、何もあなたがあなたでなくなるわけではありません。
周囲の人間も全員が野球をやっているからあなとと共に過ごしているわけではありません(当然そうでない人もいますが)。
野球を辞めたいかどうか考えるときに「好き」か「嫌い」かを考えても意味がありません。
野球が好きなら、本当に大切なことは
野球がプレーできるときに全力で一生懸命やること
これ以外にはほかにありません。
やりきったにも拘わらず結果がでないこと、などざらにあります。
ただ、本気で取り組み、自身の中でやりきったと思えた時、その後もちゃんと大好きな野球に関わることはいくらでもできます。
野球をかじった野球人はみんな野球が大好きです。「辞めたい」と思っていても心底は大好きなんですよね!
辞めたいと思ったとして、続ける、続けないは分かりませんが、いづれにしても明るい未来が待っています!
とにかく今を頑張りましょう!