走り込みが投手にとってあまり意味をなしていません ~投手にとって必要な走り込みの量とは~

走り込みはどれだけ必要なのか

「野球肩革命所」への数々の質問の中でも一際多いものに

投手はどれだけ走り込めばいいのですか?

というものがあります。

この質問を年配の方々に質問すれば

走れば走るだけいい!

などという答えが返ってきそうですが、実際の所どうなのでしょうか。

現実的な話をしてしまえば、現在の野球界における走り込みは

時間稼ぎのようは練習、時間が余っているから走らせるというような概念

でしかありません。

そんな走り込みはそろそろ終わりにするべきだと思います。

どのような走り込みをすればいいのか

では、どのような走り込みをすれば意味があるのでしょうか。

それは

目的意識を持ち、どのような走り方で、どれくらいの距離を走るのか、またその目的は何のためなの?

という事を常に考えて走る必要があります。

そしてそのためには、

投手なら投手の、野手なら野手の試合におけるパフォーマンスのために、走り込みがどのように効果的であるのか

を選手または指導者の中で目的意識がなければいけません。

投手はどのような目的意識をもてばいいのか

投手の動きを考えると、ステップした際に、左右に対してバランスの悪い状態の時に安定させたながら投球動作する瞬間があります。

次には、そバント処理や投手ゴロの対応、送球などの守備の時に影響してきます。

小・中学生・高校生などの学生野球では打席に立つ機会もあるのでバッティングに対してのランニングも必要でしょう。

これらのパフォーマンスに直結した走り込みをやっていく必要があります。

これらの動作に適応した走り込みだけにフォーカスして行えば、現状の野球界で行われているような走り込みの5割〜7割くらいは削減することができます。

つまりスポーツ的に考えれば、野球界の走り込みは単なるダラダラしたランニングでひたすら続ける罰ゲームのようなランニングという扱いです。

こんな感じでランニングする時間があれば、寝ている方がよっぽどマシです。

いかにランニングにも目的を持ち、パフォーマンス向上の直結したランニングができるのか? またはできているのか? ということを選手が理解して行わなくてはいけません。

しっかりとした裏付けと理屈が必要になってきます。

「いいから走っておけ!走ればわかる!」と言われる時代は終わっています。

具体的な走り込みの方法についてはまたの機会に記したいと思います。

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