野球界は未だに無意味なストレッチを繰り返す
ウォーミングアップの定番といえばストレッチですよね。
しかし、野球界のストレッチは故障の予防という観点からいうとまったくの無意味で、むしろ故障のリスクを高めていたりするって知っていましたか?
ストレッチが無意味だったら、ただただ時間を浪費しているだけです。
今すぐ、ストレッチについての知識を学んで効率的で意味のある練習をしていきましょう。
野球選手のウォーミングアップは時間稼ぎばかり
まず、野球選手の大半が行っているストレッチというのは、専門的な話で言うと、スタティックストレッチというジャンルのストレッチです。
スタティックストレッチと静的なストレッチで、動かない状態で行うストレッチのことです。
通常野球選手が行っているウォーミングアップは時期によっても異なりますが40〜60分ぐらい行っています。
その内訳をみると、ウォーキング、ジョギング、ストレッチ(スタティック、ダイナミック、バリスティックなど)特異的動作、加速走、ダッシュという形で行うのが定番ではないでしょうか。
稀にあるチームでは、各自アップという形をとって各選手にコンディショニングを任せるパターンもあります。
しかし、この中でウォーキングやジョギング、スタティックストレッチなどは不要だと考えています。
ただただ時間を浪費することにしかなっていません。
動物は準備運動をしない
ではここで考えて頂きたいことがあります。
ウォーミングアップのそもそもの目的とは何でしょうか。
それは、
練習の動作が適切に行えるようにする準備と怪我をしないようにするための準備
です。
このことを考えれば極端な話、
パフォーマンスが発揮できて、怪我すらしなければウォーミングアップなどいらない
という結論になります。
そしてもう一つ考えて頂きたいこととして
動物はウォーミングアップなどせずともダッシュしても肉離れなど起こさない
ということです。
人間も同じ動物なので、同様の特性があっても不思議ではありません。
これらのことを考慮にして考えていくと、通常の運動をするための予防措置は必要ないことになってきます。
野球選手の動きは特殊
しかし、野球というスポーツは人間の通常の動きとは異なる部分も存在しているので、特異的な動きに関しての前準備は必要です。
つまり、全てのことを考えた時、野球選手にとって必要なウォーミングアップは
特異的な動きと、不安であれば「ダイナミックストレッチ」を行うくらいで十分
です。
時間にして20分程度。
そのあとダッシュも7割走、8割走、9割走、10割ダッッシュという形で走れば、ジョギングなども必要ありません。
最近はどんなスポーツでもスタティックストレッチはアップでは行わなくなりましたが、野球界は未だに行っている人が大半ではないでしょうか。
さらに、怪我につながるという科学的データーもあるくらいなので行わないほうが無難でしょう。
意味もないのに故障のリスクを高める可能性があるようなことを、わざわざ時間をかけて行う無意味さは耐え難いものがあります。