野球をやるとバカになる
本日のテーマは批判覚悟で記したいと思います。
それは、
ひと昔前の野球選手は学問的知識が乏しい(つまり、「バカ」)
ということです(笑)
私を例題に挙げるとすると、高校の授業中にノートを取ることなどなく、授業とは関係ないことをしていました。
教科書いっぱいに「サインを書く練習」や、「野球漫画の絵を書く」といったことばかりをしていた、高校時代を過ごしました。
私は、寝たりはしていなかったのですが、同級生の野球部員のほとんどはずっと寝ていました。
とはいえ、そんなことは五十歩百歩です。
このようなことをしていて、学問的な知識などつくはずはありません。
そのため、私は英語も話せませんし、数学など大の苦手、体育くらいが唯一の満点でした。
学問の知識がないことは、「典型的なバカ」というやつでしょね。
また、人生を渡っていく過程において、「野球選手」は恵まれすぎている気がします。
高校時代までは野球道具などは周囲の人間に買ってもらえるわけですし、有望な選手はメーカーが支給してくれたりします。
大学時代でも同様で、社会人以上になれば、メーカーやチームからの支給が基本になります。
エリート選手は自分で稼いだお金で野球道具を買う必要すらないのです。
この現状が良いのか、悪いのかというハナシではなく、一般的な世界とはかけ離れてしまっています。
その結果はというと、野球界から離れてしまった日には生きていくことが困難なことが連続します。
「バカ」で居続けることは難しい
一部の例を上げただけで、100%の選手があてはまる話ではありません。
しかし、多くの野球選手に当てはまる傾向であることは確かです。
つまり、ここで上げた「バカ」という表現は、あくまで世間一般からずれているということで、その業界内で生きていくのであれば問題はありません。
ただ、プレイヤーとして続けるだけで困難な上、引退後の人生の方が長いのに、その後も指導者の立場を続けられる人間なんてほんの数人レベルの話です。
ということは「バカ」のまま生き続けられる人は、ほんの一握りだと言うことです。
しかし、この野球選手特有の「バカ」を反対から捉えると、「素直で純粋」とも言えます。
生きる環境によって、「素直で純粋」なのか、「バカ」なのかは分かれてきます。
そんな中でも生き抜くためには、「世渡り上手」になって欲しいと思います。
野球選手は周りからのサポートが厚い分、勘違いをしやすいスポーツ形態です。
世の中はそんなに甘くないということを誰かが現役中に教えてあげる必要があります。
野球をやめた後もスターで居られるように現役中から考え方を作っていくことが大切ですね。
指導者は技術的なことを教えるよりも、世間一般的なことを教える方がよっぽど大切なことかもしれません。
問題はその指導者も世間からずれてしまっていることが多いんですけどね(笑)
いつか野球界では生きていくことができなくなった時、
あなたは決して間違っていたわけではなく、たまたまズレて来たところで生きてきただけ
ということを忘れないでください。
また次の環境に馴染めば良いだけなので、あまり悲観的になりすぎないようにしましょうね。
ただ、残念ながら大半の野球人は「バカ」なので、それだけは理解しておきましょう(笑)
勉強のできない「バカ」はなんとかなっても、自分で考えることのできない想像力のない「バカ」にはならないように気をつけてくださいね。