野球選手の熱中症対策に確かな答えはない
ここ10年ほど、野球の練習中に熱中症などで選手が亡くなるケースが増えてきています。
昔はここまで騒がれることはなかったような気がします。
また現状では、改善させるような対策がなされていないのが現状ではないでしょうか。
根本的な対策になっていないということでしょうね。
プロ野球を夢見て始めた野球が、自分の命にかかわるなど想像もできていなかったに違いありません。
様々な施策が情報として飛び回っているのにも関わらず、一向に改善されていないところを見ると、誰も根本的な対策は思いついていないのでしょう。
ではどうしたらいいのでしょうか?
しょうがないでは済まされない話です。
かといって効果的な対策はありません。
熱中症対策で最低限やっておくこと
「汗をかく」という生理現象は、人が体の体温調節を行うために行います。
外気温が高くなり、体温が上昇すれば、汗を出して体温を下げる機能が働くという、とても精密な適応能力が身体にはあります。
しかし、現代の子ども達は、クーラーの中にいることに慣れ、汗をかけなくなっていると言われます。
その結果、炎天下での適応ができず、体温を下げるための働きができなくなり、熱中症という形になってしまうのではないかと推測されています。
さらにいうと、スマホが普及して夜中にゲームなどを行うことでの寝不足による疲労の蓄積も大きな要因ではないかと思います。
根本的な人間の機能を少しでも取り戻すようにすることが大切になってくるでしょう。
「寝るときにはクーラーはつけない」、「できる限り自然の中で汗を出して体温調節をする力を身につけておく」などの対策を少なからず必要でしょう。
その中で適度な「水分」や「塩分補給」、「休息」などをすることが、少なからずできる対策でしょう。
大好きな野球を通じて命を落としてしまっては本末転倒です。
しっかり寝て、しっかり汗を出し、人間の本来の生理的機能が普通に行われることが一番の改善策であることは間違いないでしょう。
一般的な現代人の生き方から考えると、野球界で行われている練習環境というのは、日に日に異常さを増していっています。
決して練習が厳しくなっているというわけではなく、現代人の生き方が人間らしさからかけ離れているということです。
失敗したでは済まされない問題なので、今一度しっかり考え直しておいてくださいね。