「投手」の肩と「野手」の「肩」に違いはあるのか? ~違いを生み出す「正体」とは~

「投手」の肩と「野手」の肩は違うのか

「投手」の肩と「野手」の肩を比べた時に違いはあるのでしょうか?

答えはもちろん、

投手には投手特有の肩、野手には野手特有の肩

があります。

そんなことは大前提として理解しているはずなのに、実際の練習風景を見ていると大差ない扱いを受けている光景を見かけます。

そんな適当な練習は、今回の記事で違いを理解し、明日からの練習に反映させていきましょう。

「投手」の肩と「野手」の肩の違い

それでは「投手」の肩と「野手」の肩は何が違うのでしょうか。

違いがあれば、当然、練習の仕方に違いが生まれます。

この「投手」と「野手」の違いを生んでいるものは、

脳での認識の仕方に違いがある

からです。

例えば、野手で遠投がいくら遠くに投げられたとしても、マウンドから投球した時に130km/hしか球速が出せないことがあります。

また投手で遠投が70mとしか投げれなかったとしても、マウンドから投球したら140km/hのボールが投げられることがあります。

野手の肩とは、投手のように振りかぶったり、決まったテンポでは投げません。

急に力強いボールを投げることができたり、短いキャッチボールを適切に投げれるような「肩」に「脳」は準備していきます。

極端なケースではありますが、この「投手」と「野手」の違いを生み出しているのは、「脳」の認識の仕方が違うことによって起きています。

逆に考えれば、脳が自ら判断し、それぞれにより良い状態を形作っているということでもあります。

「投手」と「野手」の違いだけではとどまりません

人間の体は絶えず「脳」との細かなやり取りを行っており、意識的にわかるところと、意識的にはわからないところが常にあります。

意識的にはわからないところは、起こっている現実から判断していくしかありません。

この「投手」と「野手」の違いは、上記ほど極端ではないにしても、常に違いがあります。

一回一回は微細なものでも、それを何年も続けていれば大きな変化になってきます。

この違いがよく分かるようになってくると、必然と練習方法が変化していきます。

今行っている練習は自分にとって良いものなのか、「メリット」はどれくらいあって継続していくべき練習なのかも見えてきます。

分かりやすいところで、「投手」と「野手」の肩を例に挙げてお伝えしていますが、これは全てのことに対して同様のことが言えます。

「投手」と「打者」でも異なり、「内野手」と「外野手」を比べても当然違います。

「内野手」の捕球までの走り方と、「外野手」の捕球までの走り方は違います。

これらの違いは「体」が慣れていない、というより「脳」が認識していることに誤差が生まれているから起こっています。

そしてここに、最大の難問である「人間としての個性」が加わってきます。

考えても考えても終わりなどないでしょう。

ただただ過酷な練習をする時間があるなら、少しでも自分と対話する時間を作ってください。

「肩」を始めとして、隣の人と同じ練習をしてしまっていることが異常であるということに早く気が付いてください。

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