マッサージやストレッチは野球選手のケアにはならない
野球選手はマッサージをしてもらうのが大好きです。
プロ野球選手であれば、練習後、試合後には欠かさずトレーナーにマッサージしてもらっています。
また高校野球くらいになれば、チームに1人くらいはトレーナーが付いてケアをしてもらっていると思います。
その内容は、マッサージが一番多く、次にはストレッチをやってもらっているケースが大半です。
しかし、
実は「マッサージ」や「ストレッチ」は「ケア」になっていない
って知ってました?
「マッサージ」や「ストレッチ」では、体に大きな変化は与えられません。
しかし、それでも尚多くの人がやり続けているのには理由があります。
それは、
「マッサージ」や「ストレッチ」が気持ちいいから
です。
つまり中毒症状がでている状態と変わりありません。
世間一般的に「リラクセーション店」などが流行るのも、この「気持ち良いから」というのが原因です。
「マッサージ」では「肩こり」や「腰痛」の根本的な改善にはつながりません。
気持ちが良いため、痛みをぼやけさせることができます。
それは「脳」から「快感物質」が出るためモルヒネと同じ効果が得られ、痛みが和らぎます。
そのため、良くなった気がしても決して「ケア」をしているわけではありません。
身体が改善する瞬間というのは瞬時に感じることができるもの
野球選手の大半が「ケア」と称して「レーナー」に「マッサージ」を依頼してしまうのは、この快感物質によって「よくなった」ような気がするからです。
当然、身体には大した変化は与えられていません。
身体を「ケア」する、つまり改善される時というのは、瞬時に感じることができるものです。
ある条件が揃うことで、「筋肉」というのは瞬時に緩みます。
決して、揉んだり、暖めたりするのは、その場限りの「反応」に過ぎず「ケア」という観点での「効果」は、ほとんどありません。
「ケア」の観点からの「効果」とは、1週間以上は持続するものです。
そのため、狂ってしまった体を元に戻すためには2パターンの方法しかありません。
それは、
1週間に一度「自分」で戻すか、戻せる人を頼るか
の2択しかありません。
ましてや、自分自身で本来の身体に戻せなくなった場合には人に頼らざるを得ません。
決して「マッサージ」や「ストレッチ」が悪いと言っているわけではなく、あくまで「快感物質」によった「痛み」の軽減を行っているに過ぎず、何ら改善はされていないという事実があるだけです。
本当い「ケア」のことを考えるのであれば、根本的な部分の改善が必要ということです。
気持ちよさだけを求めるのであれば、今のままマッサージを続ければ良いと思います。
しかし、ちゃんと身体のことを勉強する人と、しない人の差はこれからの野球界ではパフォーマンスに大きな差をつけていくことになるでしょう。
さて、あなたはどうしますか?