野球選手の「腰痛」の原因は「腰」にない?!
野球選手で「腰痛」の悩みをもっている選手はよく見かけます。
特に、「投手」にかぎって「腰痛」をもっていたりします。
症状的には、「腰の張り」や、「ヘルニア」、「座骨神経痛」などと解釈されがちですが、これは全くの誤解であることが大半です。
「腰の張り」を解消したり、「ヘルニア」や「座骨神経痛」を治療したところで症状はよくなりません。
では、一体何が原因なのでしょうか。
それは
「走り過ぎ」が原因
であることが大半です。
さらに言えば、「走り方が良くない」ことが根本的な原因です。
「良くない走り方」で、走り過ぎてしまうこと、「下半身」の疲労が蓄積し、回復が遅れ、「疲労」が「回復」を上回った時、機能が果たせなくなります。
そして、「下半身」として機能が果たせなくなれば、他の部分への力の分散がおこり、結果的に、「腰」が「痛み」という症状を発しているにすぎません。
そして病院へ行くと、「ヘルニア」や、「座骨神経痛」だと診断されているわけです。
一般的な科学的の考え方では目の前に現れている症状を取り除くことが目的なので、診断に間違いがあるわけではありません。
しかし、医療機関では、「痛み」がある人しか検査をしないため、何かしらの形の変化を指摘し、それを原因としてしまう傾向にあります。
ところが、「腰痛」もなく、見かけ上は元気いっぱいの人でも、「腰」の検査をしてみると、「ヘルニア」や「何かしらの物理的変性」が見つかるケースも少なくはありません。
となると、「腰痛」になるまでの過程を追っていくと、「走り過ぎ」、「練習のしすぎ」という結論になります。
さらには使い方の問題だとなるわけです。
そのため「腰痛」を完全に治していくのであれば、「疲労」と「回復」のバランスをしっかり考え、1日の疲れをその日のうちに回復出来るような状態に持っていくことが重要です。
これには、走り方を良くするか、練習量を落とすかしか方法はないでしょう。
しっかり自分の体と向き合って考えていきたいですね。
練習量を減らすことは今すぐ取り組めることだと思います。
走り方については今後の記事で記していきたいと思います。