【野球肩の話】投手は続けていれば必ず野球肩になる

【野球肩の話】投手は続けていれば必ず野球肩になる

野球選手の投手の「投げる」という行為は、人間の体の構造から考えると、健康的なことをしているとは言えません。

それは、利き腕でばかり投げることになるからです。

人間の身体には「許容範囲」というものが必ず存在します。

その「許容範囲」を逸脱した状態こそが、まさに「怪我」、「故障」、「病気」です。

逆に言えば、この「許容範囲」内であればどれだけ動かしても大丈夫だとも言えます。

しかし、少しでも「許容範囲」を越えれば「故障」が待っている事実は変わりません。

それが「投げる」という「動作」であれば、「野球肩」という結果を生み出すことになります。

【野球肩の話】肩は必ず許容範囲を教えてくれる

ちなみに、この「許容範囲」を逸脱する手前の段階で、必ず体は「黄色信号」を出して警告してくれています。

その警告に、適切に耳を傾けていれば「故障」になる寸前で対処できるように人間の身体は創られています。

しかし、様々な理由によって、その警告を無視しなければならない状況があることも事実です。

それは

・監督に言われた
・親からの期待がある
・チームメイトの期待がある
・チームの事情からマイナスなことは言い出せない

などでしょうか。

しかし、一つ考えて頂きたいことがあります。

そんなことを気にしていてはビックプレーヤにはなれないということです。

体を壊してしまっては、どんなに優秀な選手でも結果を出すことなどできません。

また、プレーができないほどの故障をしてしまった日には、元の能力に戻すだけでも一苦労です。

そんなことをしている間にもライバルは次々と現れ、皆から取り残されていくでしょう。

「肩」の「痛み」なのか「張り」なのか分からないという方は、こちらの記事を参考にしてください(『【野球肩への対策】野球選手が「肩」の痛みでもっとも注意しなければならないこと』)。

【野球肩の話】肩の許容範囲を逸脱しない対処法

「ボールを投げる」という「動作」は、人間の体にとって合理的とは言えない行為であるため、「許容範囲」を逸脱する危険性が高いことを理解しておく必要があります。

逸脱してしまった結果は、「野球肩」もしくは「野球肘」が大半でしょう。

対策として考えられるのは、

・「許容範囲」からはみ出さないように回復させる
・疲労しにくいフォームを獲得する
・許容範囲から逸脱する前にやめる

などでしょう。

どれも当たり前のことだと感じませんか。

しかし、その当たり前のことができないから、大半の投手は「野球肩」や「野球肘」に陥っているわけです。

上記の対策をしながらも、許容範囲内の状態である時は思い切った練習やプレーをしましょう。

まさに「メリハリ」が大切です。

良い選手は、必ずといって「メリハリ」がとても上手なことが多いです。

「プレースタイル」を真似するのではなく、取り組み方や考え方の部分を真似する方が得策でしょうね。

「野球肩」は発症してしまうと簡単には治りません(『野球肩は治らない~あなたはそれだけの覚悟をもって対策していますか?~』)。

繰返しになりますが、野球のボールを「投げる」という「動作」は、人間の体にとって大きな負担を与えるものなので、継続すれば、必ず「肩」を壊してしまします。

そのため、自分と常に対話をしながら、体の言い分をしっかり聞き分けられるよになりましょう。

ぜひ自分の「肩」の味方になってあげてください。

そうすれば、「パフォーマンスの向上」という結果をあなたに返してくれるでしょう。

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