野球肩・肩のケア

プロ野球選手の野球肩を徹底分析 ~伊藤智仁投手のケース~

プロ野球選手の野球肩を徹底分析 ~伊藤智仁投手のケース~

かつての伝説的なヤクルトスワローズのエースだった伊藤智仁投手は、「肘」を痛めた後、「肩」まで痛めてしまい引退を余儀なくされました。

現役生活は10年で、一軍での活躍期間もそれほどないのにも関わらず、野球ファンに強烈なイメージを残すほど伝説的な投手です。

怪物具合はYouTubeにも上がっているので検索してみてくださいね(『伊藤智仁氏の動画まとめ』)。

しかし、そんな選手も故障の前ではなすすべもありません。

150km/h以上でていた「ストレート」は109km/hまでになったそうです。

野球選手にとっての肩の故障はこれほど恐ろしいものです。

「肘」を痛めることによって、肩関節の障害へと移行する選手は少なくはありません。

あくまでこれは推測ですが、「伊藤智仁」投手は、「肩関節」が人一倍柔らかすぎたこと、「スライダー」が武器だったことから負担が来た「肘痛」ではないかと考えます。

「スライダー」を投球する時に、手首を捻るわけではありません(『カーブを投げる時、実は手首をひねらないって知ってた?』)が、「中指」と「人差し指」に空手チョップで打撃した時のような方向で「負担」がかかります。

その負担に対して「腕」は「外側」へ力の入れ方となるために「肘」の内側へ「ストレス」をかける形になります。

「伊藤智仁」投手の「スライダー」は一般人の「スライダー」とは比べものにならないような「スピード」と「キレ」をもっています。

そのため、「スライダー」による「肘」への負担も想像を絶するほどだったでしょう。

それらの結果、「肘」を痛め、最終的には「肩関節」に障害が出てしまったという流れが自然な考え方かもしれません(『野球肩を本気で防ぎたければ肩ばかり気にしていては意味がないpart2』)。

伊藤選手の肩の障害は「血行障害」だったようです。

「右鎖骨」のちょうど後ろ側にある「鎖骨下動脈」という血管は、腕全体へ栄養を届ける役割を果たしています。

この「鎖骨下動脈」から枝分かれした、「血管」のどこかに「血行障害」を起こし、バイパス手術も受けているようです。

これは、一般的には稀なケースの肩痛の状態です。

「伊藤智仁」投手は「ルーズショルダー」だったようなので、「投手」としての利点も持ち合わせていた反面、故障リスクの高い状態なので、とても難しいケアが必要だったということです。

「ルーズショルダー」の状態で、「ボール」を投げたことがあるような「医師」や「治療家」、「トレーナー」からアドバイスを受けれていれば結果が変わっていたかもしれないと思うと残念でなりません。

プロ野球選手といえども、良い「医師」や、「トレーナー」、「治療家」に巡り会えるかどうかは別問題です。

野球肩は選手の人生を左右するほど重大な故障です。

選手自身が適切な知識・対処法を持ち、適切な判断をしてくれるアドバイザー(医師・トレーナー・治療家etc…)を見つける努力はしておかなければなりません。

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