プロ野球選手の引退後の生活が悲惨であることから目を背けてはいけません。
プロ野球選手になるような人間は、かなりの努力をしてきた結果として日の目を見ていると言えます。
しかし、その努力がある偏りを生み出していることを忘れてはいけません。
その偏りは、
一般的な常識や世間の時代の流れに大して鈍感になってしまうことが原因
で生まれてしまっています。
簡単に言ってしまえば世間ずれしてしまっているということです。
それと同時に、野球選手のは素直な人間が多く、純粋で人間らしい一面を持つため、たくさんの方々から可愛がられる存在であることが多いものです。
しかし、社会は思っている以上に冷たいもので、基本的に誰も助けてはくれません。
その結果、
プロ野球選手を辞めた後のセカンドキャリア(第二の人生)は悲惨な選手が多い
という現実を作り上げています。
そこまでメディアで追われることは、よっぽどの一流選手ぐらいなので表に出てきませんが、皆が思っている以上に悲惨な人生を送っています。
野球人生とともにセカンドキャリアを実りあるもにするために、
引退後に自分が困らないための種まきを現役時代からすることが大切
なことは言うまでもありません。
プロ野球選手を志している選手の親御さんは、華やかな世界への挑戦が大いに嬉しい反面、必ず来る引退後の人生への不安があると思います。
野球に没頭し、必死に頑張っている選手はとても引退後のことなど考えることはできません。
しかしながらこれまでの野球選手史上、60歳まで現役を続けた選手など前例がありません。
いつまでも現役でいられない現実があります。
そのため、引退後の世界を考えておくことも現役時代に必要なことで、球団を始め周囲の人間が気を配らなければいけないところではないかと考えています。
プロ野球選手の平均的な引退年齢は30歳前後です。
そんな年齢になった時に親御さんの言うことを聞いている選手なんてほとんどいないでしょう。
そのため引退してからでは手遅れです。
引退をして次の人生の選択をする時に指標となるような考え方を伝えてくことが大切です。
いつもと違ってかなり暗い話になってしまいましたが、引退は遅かれ早かれ誰にでも来る話です。
対策しておくことは決して無駄にはなりません。