サボっているのに何故か結果を出し続ける野球選手
と、こういった記事を記すと必ず批判が起きます。
指導者も全力でがんばっているんだ・・・と。
何もがんばっていないと伝えたい記事ではありません。
もちろん「監督」や「コーチ」といった指導者は選手を下手にしようなんて思っていません。
むしろほとんどの指導者は、選手たちの成長を100%願っています。
では何故「素直な選手ほど下手になる」状態が野球界に出来上がってしまったのでしょうか。
その要因は2つあります。
それは、
1.指導者が昔から言われていることを伝えるだけで指導内容に進歩がないから
2.チームをまとめるために「素直な選手」を増やそうと考えているから
の2つです。
【1】の証明としてある事実が存在しています。
そして【2】が裏目となってしまっている事実が存在します。
それは、
さぼっている選手の方がとびぬけて優秀な選手が現れること
です。
なぜか全く練習をしないのに、能力も高く、ミスが少ないため、試合にレギュラーとして出場し続ける選手がいます。
そんな選手は基本的には素直ではないと評価されてしまいます。
しかし、試合には出場します。
私が過去に教えていた選手にもいました。
その選手は、ブルペンでの投球は週に1日か多くても2日程度で投球数も60球程度しか投げません。
全体のウォーミングアップが終われば、クラブハウスでおにぎりを食べに行き、試合中のブルペンではコカコーラやCCレモンをがぶ飲みするというハチャメチャぶりです。
しかし、そんな選手が今ではプロ野球でバリバリ活躍し、オールスターにまで選ばれています。
この話の結論は、指導者のいうことを聞くなと言っているわけではありません。