野球選手は練習で下手になるという可能性を見ない
野球選手は、野球選手として上手くなるために毎日苦しい練習やトレーニングを行っていると思います。
強豪チームになればなるほど、休む間もなく練習やトレーニングに取り組んでいると思います。
そんな日々の練習を送る中で、多くの野球選手に抜け落ちてしまっている考え方があります。
それは、
練習やトレーニングをすることで野球が下手になる可能性がある
ということです。
一生懸命、必死に汗水垂らして行なっている練習やトレーニングが、もし野球が下手になる練習だったらどうしますか?
これは、可能性という表現を使いましたが、現実的にあり得ている話です。
さらに、監督やコーチ、はたまた近所の方々が伝えてくれるアドバイスは、うまくなるかもしれないし、下手になるかもしれないし、変わらないかもしれないということも念頭においておかなければなりません。
まだ、この話がしっくりこない人に質問があります。
それは、
今行なっている練習はうまくなることを確実に約束されていますか?
というものです。
すべての人の答えは
やってみなければわからない
であると思います。
その通りです。
答えは誰にも分からないものです。
うまくなる場合もあれば、下手になる場合もあります。
にも関わらず、下手になる可能性を感じて練習しているでしょうか?
当然ながら人間なので、がんばってやってきた練習に意味があるものだと信じたくなるのは理解できます。
しかし、事実として練習をすること、トレーニングをすること、筋肉をつけてしまうことで下手になる可能性が存在しています。
それにも関わらず、下手になる可能性を捨てて、同じ練習を続けてしまうとどうなるでしょうか。
それでも満足できる方なら問題ないかもしれませんが、下手になる可能性という事実を突きつけられた今、そうは言ってられなくなっていないでしょうか。
全ての練習に意味があるわけではありません。
誰かに当てはまった練習だからといって全ての選手に当てはまるわけではありません。