野球肩の本質~野球肩の痛みと原因・治療法について【4】

インナーマッスルとは

インナーマッスルとは、

肩の関節にごく近い場所に「関節包」の役割を併せ持ち「肩関節」に付着している「筋肉」

のことです。

そのためインナーマッスルの特徴は、

ほとんど伸縮せず、硬く、力を発揮するための筋肉ではない

というものです。

野球界に存在しているイメージでは、伸び縮みしそうな筋肉だったと思いますが真実は真逆です。

インナーマッスルがこれらの特徴を持っているのには理由があります。

勘の良い人であれは特徴からその役割の創造がつくのではないでしょうか。

インナーマッスルの役割とは、

肩関節の安定性を保ち保護すること

です。

肩関節は自由度が高い反面不安定な関節なので(『野球肩を治療する前に肩関節が不安定であるから安定を生むことを理解せよ』)、何らかの手段を用いてい安定性を保つ必要があります。

その安定性を保つ役割を果たしているのがインナーマッスルです。

そのため、インナーマッスルはパフォーマンスを向上させるために存在している「筋肉」ではりません。

むしろインナーマッスルを鍛えることで疲労を蓄積させると肩関節の安定性は損なわれパフォーマンスは低下し故障リスクを高めることになるでしょう。

インナーマッスルを鍛える行為は、インナーマッスルという筋肉の存在理由に反した行為です。

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