投手がスピードボールを投げるための究極のトレーニング方法
あるトレーニングを行えば下半身と上半身が連動し、全身を使った投球フォームを実現することができます。
しかも見た目の投球フォーム自体には変化がなくても、身体の内部のエネルギー伝達力が変化するため、投球する球筋やキレに変化が現れ、結果的に球速のアップが見込めるでしょう。
ではやり方を説明します。
まずは壁につま先をつけた状態で正対して立ちます。
足は肩幅よりもやや開いた状態で立ちましょう。
準備ができれば、上記の状態から顔や膝が壁にぶつからないように、またお尻が出っ張りすぎないように腰を下ろしていきます(できるだけ体は地面と垂直な状態を保つ)。
腰を下ろしていき、太ももと地面が平行になり、股関節が90度になった状態をキープします。
このキープ状態で、足首の状態や股関節の状態に左右差がないかを確認してみましょう。
これは見た目というよりも自分の感覚で構いません。
上記の一連の動作を一日に何度も繰り返しながら、下半身から上半身への力の連動を創り上げていきます。
文字だけで見ると簡単に思えるかもしれませんが、なかには走ることよりもツライ人がいるでしょう。
この動作がツライ方は股関節が適切に使うことができていない証拠なので毎日トレーニングするようにしましょう。
思っているよりも直ぐに本人が効果を感じるようになるでしょう。
下半身と上半身が適切に連動していない状態で走り込みをしても全く意味はありませんよ(『野球選手にツライ走り込みは無意味』)。
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