投手がスナップを使えば投球ができない

野球選手にとってスナップ云々よりも大切なこと

スナップだけに関わらず、野球界には不思議なアドバイスがたくさん存在しています。

そのため、スナップの謎を解明することも重要な一つの命題ですが、それ以外にも解決しておかなければならないことがたくさんあります(詳しくは他の記事でも記しているのでご確認ください)。

では、なぜそんなにも人体の勉強をすれば簡単に分かるようなことが放置され続けているのでしょうか。

それは

野球選手は練習内容であれ、動作であれ、一つ一つの物事を検証しないから

です。

それを証拠に、なぜ自分が今の練習をしているのか説明できません。

走り込みを例にして考えれば、だいたいたった二つの質問をしただけで検証しているかどうかを確認することができます。

「あなたは何故走り込みをしているんですか?」

「スタミナをつけるためです!」

「走り込みをすれば本当に投手としてのスタミナがつくんですか?」

「・・・(スタミナがつくって教わったし)」

この一連の流れが全ての物事に当てはまります。

教わった・・・言われた・・・聞いたことがある・・・は全て根拠にはなりません。

自分で確かめてみて初めてその人だけの答えが分かります。

野球選手のように人間の身体を使って行うスポーツをやっている人は、ただでさえ厄介な状態を抱えています。

それは

人間の身体は一人一人異なるため、一人の人間に当てはまることが他の人間に当てはまるとは限らない

ということです。

そのためそもそも、自分で試して自分で改善を加えることでしか成長し続けることができません。

そんな状況の中で検証する能力がなければ、一度スランプにはまってしまえば立ち直るには苦労することでしょう。

スナップや走り込みが野球選手にとって意味があるのかどうかよりも、まずは自分で検証する癖をつけるようにしましょう。

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