走るための持久力と投手のスタミナは全くの別物。
野球界では昔から常識として語りつがれてきたことがあります。
それは
走り込みをすればスタミナがつく
というものです。
その常識の通り、野球選手は走ることの専門である陸上選手でも驚くほど走り込みをします。
しかし、一度でいいからこの常識を疑ったことがあるでしょうか?
恐らく大半の野球人は、一度は疑問に思った瞬間があったはずですが、周囲に流され(というか強制され)黙々と走り込みを続けていると思います。
しかし、走り込みをすればスタミナがつくか否かは冷静に考えればすぐに分かります。
走るための持久力と投手としてのスタミナは全くの別物であることは当たり前の話です。
投球中に走った時のように息をきらす瞬間があるでしょうか。
仮に200球の投げ込みをしたとしても、足が震えたり、お尻に割れるような痛さを感じるでしょうか。
間違ってもそんなことにはなりません。
なったとしたら、日ごろから走り込みのやりすぎにより、投げる前から下半身が疲労していたに過ぎません。
大切なことなので何度も言います。
走るための持久力と投手としてのスタミナは全くの別物です。