勝ち続ける投手になる条件は球速やコントロールが勝つ条件でないと理解すること

絶対的に勝ち続ける投手に必要不可欠なこと

このように考えていけば、勝ち続ける投手に、さらに必要なことが分かってきます。

それは

打者がどんなボールを狙っていて、どのような精神状態にあるのかが分かる能力

です。

 

これはキャッチャーやベンチワークでもサポートできる範囲ですが、最終的には投手が納得できる状態になければ意味がありません。

打者のボールの待ち方やボールの見送り方、投げたボールに対する反応やベンチへのアイコンタクトを注意深く観察していけば、9割以上の打者の心理状況を把握することができます。

よく「投手は打者に対しての入り方(1球目)が大事」と言われますが、その理由は相手打者の情報がもっとも不足しているタイミングだからです。

打者心理を読み取る能力が高ければ高いほど投手としての勝率が上がります。

反対に、いくら球速が速くても、コントロールがよくても、変化球のキレがあったとしても、打者心理を読み取れない投手は勝てる試合はあっても安定して勝ちを重ねることはできないでしょう。

 

プロ野球選手になるには、パフォーマンス的な要素も必要なので、剛速球や特殊な変化球があった方が華やかなので良いことですが、より高いレベルで闘い、勝利を続けている投手の方が最終的には目立つようになります。

そして球速や変化球は人によってできる人とできない人がいる基準ですが、打者心理を読むことは誰にでも努力で可能なことです。

打者心理を読んだ上で自分の能力や個性を照らし合わせ、それらを基準に自分の能力を高めていくことができる投手こそが勝ち続ける投手の必須条件です。

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