引退の原因を作った怪我
肩の投球障害に悩まされたのは社会人2年目の20歳の時でした。ある日、肩に少しの痛みが出ました。翌日にはおさまるだろうと、放っておくと、翌日もその痛みは若干残っていました。
「あれ?」と思いながらも、キャッチボールなどで肩が温まるとその痛みは消えたので投球を継続していました。しかし、ある日、その痛みが翌日になっても、その翌日になってもなかなか消え無くなり痛みは増強していきました。
「これはまずい」と思った時にはもう遅く、最終的には塁間も届かなくなり、手術を余儀なくされてしまったのです。
20歳の時に痛めた肩は27歳の野球を引退するときまで1日たりともよくなった日はありません。痛みを忘れることもありません。
毎日投げることが憂鬱で、大好きだった野球はいつしか好きではなくなり野球をすることが苦痛でしょうがない毎日へと変わっていきました。
怪我ってどういうことかわかってますか?
上記は私の体験ですが、同じような思いをしている野球経験者、野球少年や高校球児も少なくはないのではないでしょうか。
幼少の頃、太陽が沈み真っ暗になるまで泥だらけになって白球を追った日々、野球が大好きで大好きでたまらなかった自分がいましたよね。それくらい大好きだったものが苦痛になってしまう・・・。
これが
「怪我」
です。
肩や肘に限らず腰、膝その他の場所を含めて、体のどこかに痛みがある、思うように動かない、そういったことは大好きな野球を、プロ野球やメジャーリーグを夢見た野球人生を狂わしかねません。
野球人生を怪我によって諦めた私だから言える最も大切だなと思うことがあります。それは・・・
どこも痛くないときに、痛くならないように体の各部分をいたわってあげるということ。
関節のケアをしっかりとし、特に、肩や肘など酷使するところは入念にするべきであること。
私のように痛めてからそう思ったのでは遅いのです。
野球のできない選手はただのでかい人
怪我をしてプレーできない野球選手はただの人です。怪我がなくプレーができているからこそ野球選手でありそうでない人はただのでかい人です。
身体あってのスポーツ選手、怪我によってただのでかい人にならないためにも日頃の体をいたわる思いをもってほしいと思います。
怪我は野球人生を辛いものにしてしまいます。せっかく大好きだった野球を嫌いにしてしまいます。非常にもったいないことだと言えます。そうならないために、怪我をする前に予防をすることを声を大にして言いたいです。
とはいえ・・・・万が一怪我をしてしまったら・・・。
これは身体を必要以上に酷使するスポーツ選手だからこそありえる話です。一生懸命、ケアして予防したのに怪我をしてしまった。本人は非常に悔しいとは思いますが、怪我からは完全には逃げられません。
こんな時、エースや4番、レギュラーの選手であれば、簡単に痛いなんて言えません・・・。チームに迷惑がかかったり、層の厚いチームであれば自分がレギュラーから降ろされてしまうこともあります。一生懸命必死に練習して勝ち取ったポジションなのに・・・。
こんな時、第3者目線の立場から、今の自分の体の状態を評価してくれる専門家に診てもらうことが望ましいと言えます・・・が、専門家って言われても・・・。と思ってしまいますよね。
専門家の条件
私が考える、専門的と思える条件を持つ専門家は以下の条件を持った方々です。
- 医学系の知識があり自分の治療や施術のメリットとデメリットを把握している
- 野球経験者(社会人野球経験以上)
- オリジナルの治療方法を持っている
- 話さなくても痛みの出るポイントを知っている
この4点でしょうか。
この4点くらいがマッチすればかなりの確率で精神的にも安心して任せられると思います。
資格の面台言えば、医師、柔道整復師、鍼灸師、整体師、などで上記4つの条件を持ちわせている人であればそれほど問題になるようなことはないと思います。
細かく考えるとさらに条件は難しくなっていきますが、初めの門をたたくという意味では上記の条件で大丈夫でしょう。
私は現役時代、様々な有名な医師や治療家に肩の怪我を見ていただきましたが心の底から悩みをわかってくれる方はいませんでした・・・。だからこそそういう場所作りをしていく必要があり、一人でも野球での肩や肘の痛みで悩める選手たちを減らしたく思っております。
私でよければ、LINEやFacebookでも気軽に相談に乗れるので、ご連絡ください。
また、以下の記事はとても反響が大きかったので、ぜひ、怪我について今の間に考えておくという意味で合わせてご一読くさい。