肩を冷やすとダメな理由をちゃんと解説してみました。

あなたはアイシングしてますか?

約25年くらい前から野球界でも徐々に浸透し始めて、今では甲子園のダックアウトで投げ終わった選手の肩を見るとなにやら大きなパットのようなものをつけている光景をよく目にします。

プロ野球選手のヒーローインタビューに投手が上がった時も大きなバスタオルのような羽織物の下には氷嚢を肩と肘に巻きつけてインタビューに答えている光景をみます。

25~30年の月日を経て、浸透してきた「アイシング」ですが、あなたはやっていますか?

さて、この「アイシング」ですが、少し昔の人であれば言われた記憶があると思いますが、「肩を冷やすな」という昔からある定説と真逆をいってないでしょうか。

さて、どちらの考え方が正しいのでしょうか。私も常々気になっていたのですが、なんと最近判明してきた事実があります。それはなんと・・・

肩は冷やすな

実は最近ではアイシングは「肩」にとってよくないという事実が判明してきました。

実際、今年で現役を引退された山本昌投手はアイシングはしないそうです。また中継ぎの投手陣には同じような方が少なくはありません。アイシングをやらない理由としては、アイシングをすると次の日に肩が重く感じて投げられなくなるからだそうです。

では、そもそもアイシングとは、何を目的として行っているのでしょうか。

投球後には肩関節や肘関節がやや炎症症状になります。その炎症を冷やすことで抑制し、筋肉の回復を促すという目的で行われているのがアイシングです。

直接患部を冷やすことで毛細血管を冷やして収縮させ、血流を抑制します。しばらくその状態をキープし、アイシングを止めた際に、毛細血管へ一気に血液を流れさせることにより、ポンプのような働きをつくり、疲労物質などを流してしまうという仕組みのようです。

しかし、ここで一つ考えて頂きたいことがあります。

それは・・・

 

なぜ炎症が起きるのでしょうか?

 

はい? と思われた方もいらっしゃると思うのですが、ここは非常に大切な話です。

炎症の役割

人間の身体はかなり合理的につくられており、一つ一つの症状には意味があります。苦いと感じるのは舌が体内に入れてはいけないと感じるので、事前に口内で対応するためにあります。

これと同様に投球後に発生している炎症とは、一種の修復活動として起きているのです。ここにアイシングをしてしまうと、修復活動を妨げていることになります。

アイシングは確かに神経的な痛みの情報をシャットアウトするには必要かもしれません。

そのため、重度の捻挫や骨折のように、かなり腫れてしまい夜も眠れないほど痛みが強いような場合は「しょうがなくアイシングが必要」だと思います。

しかし、それ以外のケースや痛みが我慢できるような状態であれば、炎症は修復活動なので、まずアイシングは行わないほうが賢明です。アイシングを行わない方が回復は早くなります。

「アイシングがいいと言われたからやる」「アイシングしろと言われたからやる」これでは一番の商売道具であり、最も労らなくてはならない身体がかわいそうではないでしょうか?

肩の怪我・故障が常態化している選手に限っては、投げていない時も炎症しているため、投球することで炎症がひどくなるのであればアイシングは必要かもしれません。

しかし投げることによって起こった少しの炎症であれば、それは体が肩を元どおりに修復しようとしているサインです。そのサインを無視してのアイシングは肩を悪くする方向に、傷害を引き起こすきっかけなると考えています。

現在野球界に定着している「アイシング」。

当たり前のようにしている「アイシング」。“当たり前”の怖さをもう一度確認して、よく考え検証していきましょう。

野球肩革命所では、選手の「肩」や「肘」の怪我によって選手生命を絶たれる選手が一人でも減らしたいと思い立ち上げたものです。これらに関連することは常にいろいろ調べ検証しています。

ぜひ参考にして考えてみてください。

 

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