指導者は何のためにいるのか
最近、『野球肩革命所』、『takebat.com』に小、中学生からの技術に間する質問が殺到してきております。
こちら側の技術的な指導は実際にその選手を見ないととても難しいものですので、極力答えないようにはしております。
ケガ等に関しても同様です。
しかし、あまりにも殺到してきている現実に、葛藤しています。
そして同じように生まれてくる感情があります。
それは
「監督やコーチは何しているのでしょうか?」
たくさん頂いている質問者の方に、毎回「監督やコーチは何と言っていますか?」という問いかけをするのですが、その返答はというと・・・
「何も言われません・・・」
こんな返事が返ってきます。
私は正直悲しくなりました。
それはわかります。大学のように200人以上も部員がいるところでは目が届かなくても仕方ありません。
さらに大学生であれば、自分でいろいろ考えられるようにもなっているでしょう。
なので「何も言われないこと」はそこまで問題視する必要はないかもしれません。
しかし、これから夢を叶えるために、右も左も分からずに、スポーツ少年団や、クラブに入ってきた小、中学生に「何も指導しない・・・」ではかわいそうだと思います。
小中学生の頃の野球は、勝つことを求めることよりも、野球を長く続けたくなるようなことを教える場所だと思っていますが、これでは野球が嫌いになてしいます。
下手になりたい選手はいない
また、こんな話もうかがうことがあります。
「うちの監督はメガホン持って椅子に座って、怒鳴っているだけです・・・・。」
もはや言葉がでません・・・。
もちろん、その選手側にも問題があるのかもしれません。
しかし絶対的に言えることは、「自分を向上させる」という意識はもっているということです。
そのためのコミュニケーションの手段が大人の常識と違っていたり、頭でっかちだったりするのかもしれません。
ただ、誰一人下手になるために練習している選手はいません。
その選手への対応が「何もしない」では指導者が何のためにいるのかは分からなくなってしまいます。
その結果が聞くところがないために、「野球肩革命所」、「takebat.com」を頼ってきているのだと思います。
このメディアは、基本的に技術的な質問を受け付けているわけではないのでが、これには私も黙っているわけにはいかないと思い、決めたことがあります!
近々・・・・
「質問サロン」
を設けたいと思います。
これには非常に勇気がいります・・。
万が一選手生命を、絶ってしまったら、怪我が悪化してしまったら・・・・といった可能性があるからです。
しかし、現状の現場の声を聞いているといてもたってもいられなくなったのが事実です。
質問されてきた内容には、万が一を考えて、できないことははっきりとできないと伝えます。
しかし、可能な限り質問に答える努力をしていきます。どうしても現場でないと伝えられないことが多いので。
これからの野球界を背負う野球少年の最高の場を作っていけるように努力します。
みんなで頑張りましょう!