変化球の投げ方は1つではない
よく本なんかで変化球の投げ方を解説してあるものがあると思います。
しかし実は変化球って
1つの変化球に対して、ボールの握り方、投球の仕方など、何種類もあります。
決して本に書いてあることが、基本ではありません。
また、監督やコーチが教えてくれることが100%正しいとも限りません。
自分の力で球を変化させる方法を見つけなければなりません。
その見つけた投げ方や握り方こそが、あなたにとっての基本という考え方が正しいと思います。
フォークの握り方4種類
では、具体的な話として、私が現役時代投げていた変化球についてお話したいと思います。
私はフォークボール主体の投手でしたので、ホークボールに関しては4種類の握りを持っていました。
投げ方(リリースの仕方)も握りによって異なります。
その4種類とは
1.指先から抜くパターン
2.第1関節、第2関節の間くらいから抜くパターン
3.縫い目を人差し指にかけるパターン
4.縫い目を中指にかけるパターン
の4つのことです。
[1]の指先から抜くパターンを基本にしていたので、練習量としては一番多く行っていました。
これは、初球から投げることもありましたし、0ストライク3ボールからでも3球連続で投げたこともあります。
というくらい投球の基本でした。私の投球パターンの軸となるボールですね。いわゆる「決め球」というやつです。
[2]の第2関節の間から抜くパターンのフォークボールは、追い込んでいる、かつランナーなし、カウントが投手有利の条件が揃った時の、三振を狙いに行く時だけに使っていました。
つまりあまり投げないタイプのフォークボールです。
[3]、[4]の縫い目を人差し指や中指にかけるパターンは、バッターの得意・不得意によって投げ分けていました。
当然、この流れは基本で、その日の調子によってどのパターンのボールを多投するのか決めていました。
自分が調子が良いと思っていても、打者が芯でよく捉えるような場合は決して自分が思っているような調子ではないので、ボールを変えます。
私の場合、ストレートはほとんどボール球か際どいところにしか投げませんでした。
ボール球でもいいので、明らかに打者が振ってこないとわかった時だけストライクゾーンに投げるという感じです。
あとスライダーも使用して勝負していました。
ちなみにスライダーも2種類持っていましたから、完全な変化球投手です。
ストレートが140km/hそこそこではとてもストレートで勝負を挑もうなんて思えませんでした。
打者に失礼ですよね。
というように、自分の特性を早く掴んで、基本となるボールをしっかり磨き、何種類か同じボールを持つことが大切になってきますね。
いろいろ考えることで道は開けます。
一度自分で試してみて、なぜ私が4種類を上記の用に投げ分けていたのか感じとってみてくださいね♪
近いうち公開いたします~♪