「春のキャンプ」あるある
プロ野球がキャンプインしていますよね。そんな時はやはり投手というのは注目度の高いポジションです。
そのため、新聞、雑誌やテレビなどでは、エース候補や新人の投手への話題が自然と多くなってきます。
そんな時に必ず耳にする言葉があります。
それは
「この時期にこれだけ投げれたらいい!」
といった言葉です。
この言葉の裏には、シーズンに入って気候も暖かくなってくればさらにパフォーマンスが上昇するということが見えてきます。
また、まだ気温が低いこの時期に体が良く動くということは準備がしっかりできているという判断がされているとも考えられます。
しかし、この判断基準は彰かに間違っています。
それは、
・人間の体調は春先に向かって上がっていくとは限らない
・寒い時の方が体が動く選手もいる
・調子は年間で良かったり悪かったりを必ず繰り返す
などもっと沢山の理由があるのですが、上記のことだけを考えてみても先ほどの発言には何の意味もないことが分かります。
「今、調子が良いとしたらシーズンに入った時はダメかもしれない」、「暖かくなればバテてしまうのかもしれない、というような考え方をすることが自然だと思います。
これは決してネガティブな話をしているわけではなく、常に対策を考える必要があるということです。
野球選手にとって必要なこと
選手が活躍する場所はペナントレースです。アマチュアであればトーナメントなどの試合です。
もちろんアピールしなくては出場機会すら得られない選手は過酷です。
早い段階で良い状態に持って行き、それを維持しなければいけないのですから。
仕事も同じです。
何かをしようとして認められるには、「産みの苦しみ」のようなことをしなければなりません。
それと同様アピールしなくてはいけない選手は肉体的にも精神的にも大変になるのは逃げようがありません。
しかし、ある程度結果を出している選手が春先のキャンプで調子よすぎてしまうと、それは1シーズン持たないかもしれないといった考えをするのが正常です。
とくにアマチュアの選手は、プロ野球選手の動向を真似をする必要は決してありません。
アマチュア野球はトーナメントが多いのですから、そこにフォーカスした練習や準備をすればいいのです。
問題は実際の試合で活躍すること、これだけにフォーカスしてトレーニングを繰り返しましょう。