野球肩・肩のケア

腕をただ必死に振るだけでは、投手の調子はよくなりません。

腕をただ振ればそれでいいのか

投手はよく「腕を振れ!」と言われることがあります。

特に試合中にコントロールが乱れたり、疲労が蓄積した結果、徐々に腕を振ることが困難となってきた時に言われることが多いと思います。

しかし、それは本当に「腕をふる」ことができれば解決するのでしょうか。

確かに、腕を振れば安定した投球をすることができるかもしれません。

緊張すれば腕は縮こまり、うまく操作しにくくなるのは間違いありません。

ただ、「腕をふる」ことを意識するだけでは、根本的な解決は困難です。

様々な要因をこれから説明していきますが、最大の要因は

本人が腕を振っていない意識がない

ことです。

そんな選手に意識させようとしても、土台無理な話であることは明白です。

試合中に投手が不調になった時の対処法

それでは周囲から見て「腕がふれていない」状況に陥った場合にはどのような対処をすればいいのでしょうか。

まず一つ言えることは、

「腕を振る」という意識をやめること

です。

こういった状態に陥ってしまった場合、大事な試合であればあるほど監督をはじめスタッフも焦ります。

そのため誰しもが適切な判断をすることができなくなります。

練習試合のような試合ではこういった状況は経験しがたいため、練習のしようがありません。

試合中に投手の状態が疲れではなく、明らかに不調になった場合は、まずタイムをとりましょう。

タイムをとってマウンドに集まります。

審判が時間を気にして早く進行しようとするかもしれませんが、それはまず無視をしましょう。笑

その時間をわざと引き伸ばします。

観客も「あれ?」っと思うくらいタイムの時間を引き伸ばしましょう。

そのあとにプレー再開。

その後もまだ乱調が整わなければ、とにかく牽制球を行って力をぬけるような状況をつくりましょう。

そしてマウンドの上で深呼吸と屈伸運動と伸脚体操をします。

深呼吸は下腹に空気が入るように大きく行います。遅延行為をしても意外と注意で済みます。笑

そしてリラックスが出来上がって始めて腕を振ることを意識しはじめましょう。

この対策で何が起こったのでしょう。

まずはタイムを長くすることで精神的な部分を補っています。

これは、落ち着かせるということではなく、気をそらすという方法です。

気をそらした上でまだ問題があった場合は、今度は意識を下げるということで、深呼吸と屈伸、伸脚運動をして意識を下げます。

いわゆる地に足がついた状態というやつですね。

この状態で腕を振ることを初めて開始します。

ただ闇雲に腕を振ることは逆に弊害を生む可能性がありますので、是非とも避けたいところです。

根本的な原因を探りつつ修正をかけていけばきっと素晴らしい投球をしてくれるでしょう。

もっと詳しく「腕をフル」の正体が知りたい方はコチラの記事をご確認ください。(『野球業界で言われている「腕をふれ」ってどういうこと? ~「腕をふる」の正体とは~』)

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