冬場のトレーニングはもって3週間
野球選手が、「冬のキャンプ」や「冬場の合宿」を行うことは定番となっています。
この冬場には
「基礎体力」作りや「体を大きくさせること」が大切だ
なんてよく言われます。
しかし、実際のところこれは意味あるのでしょうか?
正しいことだと思って行っているのでしょうか?
またなんとなくプロがやっているから真似をしているチームが多いのではしょうか?
はっきり言って人間の体の構造を考えれば、全くの無意味なことだということが分かります。
冬場のトレーニングをしたとしても、シーズンが始まった3週間~1カ月効果があればいいところといった程度です。
人間の体というのは必ず適応するようにできています。
どんな条件下においても体は環境に対して適応していきます。
あの世界的なプレイヤーである「イチロー選手」がテレビで過去の失敗例に関して話していました。
「プロ入り7年目くらいまで毎冬、筋トレによって筋肥大させていました。しかしシーズンに入ると、スイングスピードが遅くなっているんです。そしてシーズンインし、筋トレが出来なくなってくると、筋肥大はもとどおりになっていくのと同時にスイングスピードが上がってくる。」
と言っていました。
これはまさにその通りです。
ほとんどシーズンに好影響しないことをしてしまっています。
野球選手が「冬場」のトレーニングに必要なこと
人の体は適応するのですから上記の話は当たり前です。
では冬場に何をやればいいのかという疑問がでてくると思います。
それは、
冬場も技術練習をすること
です。
さらにシーズンに入ってもトレーニングを欠かさないことです。
1年間を通して、技術練習やトレーニングは割合を変えずにより大切な優先順位をつけて取り組んでいくということです。
冬場だから「基礎体」力をつける・・・なんて無意味なことは時間の無駄ですのでやめて技術練習に時間を割く方がよっぽど次のシーズンにメリットが出ます。
なんだったら身体を休めている方が選手としてうまくなってしまうかもしれません(笑)
これは笑い話でもなんでもなく。
学生野球はできる時期が限られますので、その中で、無駄な時間は可能な限り削って練習した方がいいに決まっています。
時間は有限です!肝に銘じておきましょう!