野球肩になるとこうなる
「野球肩革命所」では、野球選手に対して、「本質を考えること」や「検証する」といった言葉を、なぜ繰返し使い、訴え続けているのでしょうか。
野球の練習には検証すればするほど、本質を探せば探すほどその過程で様々な矛盾と疑問が出てきます。
単に知識がないのだと言われてしまえばそれまでですが、曲がりなりにも社会人野球で日本一を経験し、その後医療系国家資格(柔道整復師・鍼灸師)を取得した過程で思う所がたくさんあります。
私は、自分の肩の故障が大きな要因となって野球人生に終止符をうっています。
今の自分の知識の状態で当時に戻れるなら・・・と幾度も考えたことがあります。しかし、時が戻ることはありません。
だとしたら次に私ができることがあるとすれば、野球選手として社会人野球までやった経験と、医療系の現場で過ごした経験から、これからの選手に伝えていくことしかありません。
そこで本日は、恐怖をあおる意味でも・・・というのは冗談で、故障をする前にこそ考えて頂きたことがあるかこそ、私の肩関節の怪我についてお伝えしようと思っています。
野球選手が肩を痛めた時のすべて
私は22歳の時に、
・右肩腱板炎
・右肩滑液包面断裂
・右肩腱板機能不全
・右肩腱板関節面断裂
という傷害を背負いました。
結果的に手術という選択をしたわけですが、今回はその証拠に、私の肩関節の内部をお見せいたします。
見たくない人はこのまま閉じてください。
矢印などである程度判りやすくなっていますのでどうぞ遠慮なくご覧になってください。
これは、肩を痛めて3ヶ月ほどノースローを行った後の肩関節の内視鏡写真になります。
上腕骨と棘下筋が剥がれ赤く炎症しているのがわかります。この炎症状態はほぼずっと続きますので、痛みは永続すると思われます。
手術をし、ボールの球速は元通りになったにも関わらず、投球時に痛みは残っていたし、実際に今でも痛みは残っています。
私はこれと同じ思いをしてしまう野球選手を一人でも多く減らしたいと思い、訴えています。
「野球肩革命所®」の命名もその思いから付けた名前です。
肩関節を痛めてしまうと野球選手としては致命的です。
そうならないためにもまずは自分の肩としっかり向き合ってください。
どんな医師も、どんな名治療家もこの痛みを経験していない以上、この辛さは中々分かりません。
そして、自分の「肩」に人生がかかっている中で、球速が戻ろうとも「痛み」が消えない恐怖というのは経験者にしかわかりません。
このメンタルの部分がどれだけ選手にマイナスの要因が加わるかは経験者にしかわかりません。
それでも、多くのお医者さんは「治っている」、「これはどうしようもない」と言ってしまいます。
私は、選手のメンタルな部分から、痛みの場所などでどんなプレーなら可能で、不可能かまで全てわかります。
実際に現役時には全国の名医にも見てもらい、様々なトレーナー、治療家の方に施術をうけました。
そして、自分で治療家の立場もトレーナーの立場も経験してきました。
その中で感じてきた疑問と解決方法を「野球肩革命所」で伝えていっています。
今まで野球界で言われていたことがベースではありません。人間の身体をベースにして考えたアプローチです。
肩の痛みで悩んでいる選手がいたらぜひご相談ください。(弊社LINEアカウントまで)
しかし、一番は故障・怪我をしないことです。
限りなく避ける方法というのはあります。