野球選手のストレッチには意味がない
筋肉には「筋紡錘」と呼ばれるセンサーが付いています。
このセンサーは「各筋繊維の伸び具合を判断する繊細」なのですが、「反動」を使うストレッチは、この筋紡錘をたくさん興奮させます。
その結果、得られるものは筋力のアップです。
あれ、良いこと起きてる!
と思われるかもしれませんが問題は、
該当する関節の可動範囲の減少
が起こるということです。
可動範囲を広げる目的でやっているのにも関わらず、反対に可動範囲が減少します。
そして次の時代、「静的ストレッチ」といわれる動かさないストレッチに変わってきます。
こちらも同じく筋紡錘が興奮します。
しかしずっと引き伸ばされているので筋肉が疲労します。
これは該当する可動範囲の増加を導きますが、反対に筋力が低下します。
つまり可動範囲を確保したものの、選手としてのパフォーマンスを低下させるわけです。
これでは何のためにやっているのか分かったものではありません。