野球界は環境が整いすぎている
野球というスポーツは、純粋無垢な人材を育て上げるにおいて適しているスポーツだと思います。
これは良い面もあれば悪い面もあり、昨今の日本においてはマイナスに働いているのではないでしょうか。
野球というスポーツは、学生野球であれば、サポート体制が充実しています。
それは経済的においても、またスタッフなどの環境面に関しても充実しています。
社会人野球であれ、1人あたり数千万円の費用をかけても成り立っているのが野球というスポーツです。
プロ野球になろうものなら、その倍以上の費用を一人の選手に費やしています。
日本において、野球というスポーツは非常に恵まれた環境で野球に取り組む体制ができあがっています。
野球は「人生において起こり得る全てのでき事が詰まっている」と科学的な検証結果が出ているほど、人間形成に有益なスポーツだと言われています。
しかし、昨今の現実を見れば、野球を引退した選手の方々の生活はどうやらうまくいっていないようです。
野球は「年功序列制」の傾向が強く、反抗しようものなら「鉄拳制裁」も当たり前というスポーツでした。
その結果、自分を押し殺し間違ったことでも「ハイ」と言って実行する「イエスマン」が増えることになったのでしょう。
一昔前のように、「真面目に頑張っていれば成長できる」という経済においては、この「イエスマン」が重宝されたので、成り立っていたのかもしれません。
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