「高校野球」と「職業野球」の違い
少し前にはなりますが、今年も選抜高校野球が幕が、智弁学園(近畿代表)が全国優勝を果たしました。
20年近く前も天理高校が選抜では優勝しているので、奈良県の全国制覇の割合は高いですね。
当時天理高校は長崎投手が頑張っていましたね。
また今年の選抜は香川県代表の高松商業が55年ぶりの決勝進出を果たし、旋風を起こしました。
これは、夏の甲子園も期待できますね。
さて、何故こんな話をしたのかというと、本日の記事では、「高校野球」において、何をすることによって勝利できるのかといことを検証していきたいからです。
「高校野球」の勝ち方は、「社会人野球」や「プロ野球」とは異なります。
最大の原因は「学生なのか」と「職業なのか」という違いです。
そのため、「勝利に対する根本的な執念」は、「社会人野球」や「プロ野球」などの「職業野球選手」には到底及びません。
本能的な部分で劣ります。
「負けたら終わり」という感動を呼ぶものとして、皆に捉えられているかもしれませんが、生活がかかっているわけではないので、実は立場が違います。
ただ、「人間」は勝負に負けたくないという本能をもち合わせているので、負けることを嫌います。
「高校野球」で勝つために必要なこと
「高校野球選手」を分析していくと、「ミス」が多いのが特徴的です。
直接、「点に繋がる大きなミス」から、「見た目では分からないようなミス」、「結果オーライのミス」までたくさんのミスがあります。
つまり、高校野球の勝率を高めるためには、
ミスをどれだけ減らせるか
が勝敗の分かれ目になってきています。
中でも、一番注意しなければならない「ミス」とはなんでしょうか。
一見、「点に繋がる大きなミス」と捉えられがちですが違います。
最も注意しなければならない「ミス」とは、
「見た目では分からないようなミス」
です。
このミスは本人も修正しようとはなかなか考えません。
なぜなら気づいているのは本人だけなので、バレていないと思っているからです。
「誰も分からないので怒られないからいいか」となって修正しようとしません。
それが、大切な場面で「点につながるミス」になります。
「結果オーライのミス」も同様に長期的に見れば、いつかは大ダメージとなるミスとなる場合があるので早く潰したいところです。
ところが結果オーライというぐらいなので、誰もが注目してはいるので、本人たちも修正していきます。
それよりも、「浮き彫りにならないようなミス」を、浮き彫りにならないうちに潰していくという作業が大切です。
その作業の積み重ねが、高校選手の勝敗をわけます。
これから夏の甲子園に向けて試合に臨んでいくと思いますが、いかに「目に見えて分からないようなミス」を減らすことができるかを注目し、練習を繰り返してください。