投手は練習中の目的と試合中の目的に誤差がある
実際に、一試合投球した時に、自分の思い通りのボールが100%投げれるということはありません。
またこの100%自分の思い通りに投げる必要もありません。
すっぽ抜けても打ち取れる時もあれば、しっかり投球できても打たれる時ってありませんか？
打者が存在する上での勝負なので、100%自分の思い通りのボールを投げることが抑えることではないはずです。
となると、自分の思い通りに投げる練習は「勝つ」投手になるための練習とは言い切れないものがあります。
練習において思ったコースに投球できなければ気持ちが悪いでしょう。
それは打者が存在せず、自分中心に物事を進められているからです。
しかし、試合では、自分の思い通りのコースに投げられたとしても点を取られてしまっては気分はよくないでしょう。
つまり、「練習」と「試合」の目的に誤差が生まれています。
この誤差を理解しているかどうかで「勝つ」投手と「負ける」投手の違いは生まれます。
当然ながらこの誤差を埋めて練習している投手が「勝ち続ける」投手になるのは言うまでもありません。