遠投が遠くまで投げられることがすごい投手の条件ではない
野球に限らず、スポーツ界では、数値上での目覚ましい記録を出すと一目置かれます。
例えば
・ジャンプ力がある
・遠投が平均よりも投げられる
・足が速い
・思いバーベルを持ち上げられる
などです。
数値へと「見える化」すること自体は、確かに一つの目安となるかもしれません。
しかし
忘れてはならないのが、あくまで目安
だということです。
冬の練習だと言って、体重や身長を測り、体力測定をしたりするチームは多いでしょう。
しかし、冬が明けて、それらの数値が伸びること自体に何の意味があるのでしょうか。
それで、野球が上達していますか?
チームが勝てるでしょうか?
すべてが意味がないとは言わないまでも、順序が逆になっていることは明らかです。
つまり
数値を伸ばすことが目的ではなく、野球に必要なことをしていたらいつのまにか伸びていた
というのが正しいあり方です。
野球選手のトレーニングを見ていると、陸上選手かボディービルダーを目指しているとしか思えないトレーニングが山ほどあります。
身体能力が高いため、期待されるものの全く結果が出ない選手がたくさんいます。
反対に、大した身体能力がないのに結果を出す選手もゴロゴロいます。
砲丸投げの世界ナンバーワンの選手が最高の投手にはならないのと同じことです。
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