野球選手にストレッチはいらない

野球選手にストレッチはいらない

野球のプレーをする前に、「ストレッチ」を行われる方が大半ではないでしょうか。

また練習後、試合後にも「翌日」のため、「今後」のために「ストレッチ」を行われるでしょう。

しかし、今あなたが行っている「ストレッチ」に意味があるかどうか考えたことがありますか?

もし仮にその「ストレッチ」に意味がなくて、むしろ「故障」のリスクを高めているものであったらどうしますか?

あなたはこの記事を読み終えた頃には、「ストレッチ」に対する考え方が変わっていると思います。

ストレッチの現実

ストレッチは大きく分けて2種類に分類されます。

その2種類とは

・動的ストレッッチ
・静的ストレッチ

の2つです。

現在の野球界で多く行われているのは、「静的ストレッチ」なので、今回は「静的ストレッチ」に関して考えていきます。

さて野球界で行われている、静的ストレッチの目的に関して考えていきましょう。

求める目的としては、

・体を柔らかくする
・疲労を回復させる

・筋肉を伸ばす

といったこの3パターンぐらいがよく言われていることではないでしょうか。

しかし、どうやら現実はそうは上手くいっていません。

実際は、

・体を柔らかくする→実は、硬くなります
・疲労を回復させる→実は、疲労します
・筋肉を伸ばす→実は、伸ばす理由がない

これが静的ストレッチの現実です。

これに関しては科学的に解明されており、「静的ストレッチ」は行わないというスポーツ種目もでてきています。

全て反対の現象が起きていたなんて驚きですよね。

静的ストレッチの現実

「静的ストレッチ」とは、

筋肉を引き伸ばした状態で静止するストレッチ

です。

この時の筋肉内の血管は、「収縮」しているので血流の流れが阻害されています。

血流阻害が起きると、栄養が行き届かず、酸素供給が乏しくなり、身体が冷えるといった現象を引き起こします。

つまりこれは、

硬くなり、疲労する

ことを意味しています。

さらに筋肉自体を伸ばしても意味がありません。

「筋肉」はある一定の長さに伸びて、一定の負荷がかかった時に、自ら(筋肉)の「反射」によって「短縮」する特性があります。

この筋肉の特性に沿った状態になっていることが筋肉にとってベストな状態で、単純に柔らかく、だらだら伸びている状態がいいということでは決してありません。

ストレッチの本来の意味を考える理由

これが一般の方であれば特にお伝えすることはありませんが、「アスリート」であり「野球人」である以上、ここで記した考え方を持つことはとても重要です。

一つの考え方を工夫することによって、全てのことにリンクし様々なひらめきや、大切なことが見えてきます。

「ストレッチ」とは、選手、監督などからしても、練習の中では重要度が低い分野の練習ではあると思います。

しかし、「怪我」や「故障」のリスクを下げるために必ず練習メニューに含まれています。

ただ、そのメニュー内容に対しては検証されることなく取り入れられています。

何も考えない方が楽なのは分かります。

しかし、野球は誰のためにやっているのでしょうか?

自分のためではないでしょうか。

人のためにやっているのなら今すぐにやめるべきです。

自分のためにやっているから追求できて、考えることが可能で、楽しいと感じられます。

苦しくても、頑張ることができるのだと思います。

野球という特別なスポーツは、誰でも続けることができるスポーツではないことを理解して欲しいと思います。

今、この瞬間がとても大切な時間です。

「ストレッチ」だけでなく、野球界には検証されていない練習や言葉が山のように存在しています。

それらを一度受け入れながらも検証するという姿勢を忘れないようにしてください。

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