筋トレで野球選手に必要な下半身が手に入るのか
それでは、野球選手に必要な「下半身」の「強さ」とは何なのでしょうか。
それは、
どれだけ効率よく（下半身でロスなく）、ボールに伝達できるような「下半身」の「使い方」が出来るか
ということです。
重いものを持ち上げられる力が野球に必要な強さではありません。
効率よく力を伝達することができる「下半身」の「使い方」こそが野球に必要な「下半身の強さ」なんです。
人間は何かの「動作」を完了する時に、一つの「筋肉」や「関節」を使っているわけではありません。
様々な「筋肉」や「関節」を活用し、力を伝達しながら「動作」を行っています。
野球選手が上達するためには、
バッティングで言えば「インパクトの瞬間」、ピッチングで言えば「リリースの瞬間」に最大限のエネルギーを伝えること
です。
そんな身体の使い方を学ぶためには、野球界がやっているような「筋トレ」や「ランニング」では実現できません。
むしろ「神経」のハナシを付け加えれば、伝達を阻害する要因にもなっています。
つまり下手になるということです。
さらに冒頭でも触れた通り、「疲労しなければ練習ではない」と言わんばかりの練習量をするため、故障するために練習しているような一面さえあります。
そんな「筋トレ」や「ランニング」をしているなら今すぐさぼってしまいましょう。