プロ野球選手の野球肩を徹底分析 ~今中慎二投手のケース~
元中日の投手で、当時の球界を代表する左腕として有名だった「イマチュー」こと「今中慎二」投手も左肩の故障に悩まされていたようです。
野球肩といっても単純に一つのことが原因ではありません。
今中投手の野球肩はどのようなものであったのか見ていきたいと思います。
プロ野球選手でさえ、適切な処置ができる治療家に出会うことはできないので、今中選手のケースを見ることで、どれほど野球人にとって肩が大切であり、故障してしまうとやっかいなものであることが伝われば・・・と思います。
今中選手の野球肩は、「肩関節」の「損傷」による「炎症」が原因であるとされていますが、診断名は様々な説があるようです。
手術は福岡にある病院で行われたようで、「滑液包(かつえきほう)」の部分切除と「骨」の突起の切除を行ったようです。
どのような目的の手術なのか見ていきましょう。
「投手」が投球する時に、「肩関節」内部では摩擦が多く生じます。
その結果、「インナーマッスル」や、「関節唇(かんせつしん)」、「滑液包」などが摩擦によって毛羽立ってくることがあります。
その摩擦が繰り返される度に大きくなり、「炎症」を作り上げていきます。
その発生原因である「毛羽立ち」の部分をクリーニングするために「滑液包」の部分切除を行ったと見られます。
また、投球の過多(投げすぎ)により、「肩関節」に関わる「骨」に過度なストレスがかかり「骨棘(こっきょく)」や「骨」が厚みをましてしまい「関節」が変形してしまうことがあります。
その変形に対して人間の身体は適応しようとします。
しかしその「適応」が反対に、それ以外の部分の邪魔をしてしまい、他の組織に痛みを出すような状態になってしまうことがあります。
そんな要因になってしまっている「骨」の突起を切除する手術を今中選手は受けているようです。
これらの今中選手の手術内容を見ていると、何らかのストレスがどこかの部分にかかってしまうような「投球フォーム」をしていた・・・ということです。
今中選手と言えば、145〜150km/hのストレートを左腕で繰り出し、100km/h以下の落差の大きいカーブが得意で緩急を駆使して打者を翻弄していました。
そんな球界を背負うような左腕であっても「野球肩」が発症してしまってはプレーすることができなくなります。
きっと今中選手も故障後にはあらゆる勉強をされたことと思います。
しかし、なってしまってからでは遅いのが「野球肩」です(『野球肩は治らない~あなたはそれだけの覚悟をもって対策していますか?~』)。
野球選手の投手の大半は野球肩の予備軍といっても過言ではない状況です(『【野球肩への対策】9割の投手が野球肩予備軍の選手だって知ってた?』)。
故障が発生してしまってはリハビリに専念するしかありませんが、最も大切なことは未然に防ぐことです。
そのためには、自分で少しは身体のことについて学び、適切な身体のケア・メンテナンス方法を知らなければいけません。
「ストレッチ」や「アイシング」をやったからといってケアとは呼びません。
とはいえ、現状の野球界では、自分の「身体」のことを勉強できる場所がありません。
そこで「野球肩革命所」では「野球肩革命チームトレーナープロジェクト」を立ち上げることになりました。
「野球肩革命チームトレーナーPJ」では、出張治療の形で身体の改善を行いながら、「怪我」・「故障」のリスクを下げる身体作り、さらには技術が向上する身体の使い方の指導までをチーム単位で行っています。
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