野球選手がする声出しなんて即刻廃止せよ
ここ最近、野球選手がする「声出し」に関して様々な意見があるようです。
そして、「声出しは無意味である」という意見が増えている傾向にあるようです。
皆さんはどう思いますか?
本日はそんな「声出し」に関して「目的」や「意味」について考えていこうと思います。
では、皆さんは「声出し」と聞いてどんなことを思い浮かべますか?
簡単に浮かぶところで言えば、
・応援
・ヤジ
ではないでしょうか。
どこのチームもヤジは率先して行うことは少ないので、「声出し」の大半が味方のための応援ということになります。
さて、その内容を見ていくとどうでしょう。
どこのチームも内容に大きな変化なんてありません。
しかも、「打者」や「投手」にはほとんど声は届いていません。
対して内容もないので、届かなくてもいいのですが、そんな意味もないのであれば疲れるだけです。
そう考えれば、野球選手がやっている「声出し」には何の意味もないので即刻辞めるべきです。
意味のある「声出し」をするから意味がある
とはいえ、「声出し」自体は意味のあるものも存在しています。
そしてこの記事は決して「声出し」を否定しているものではありません。
「声出し」には、出している本人の緊張を和らげる効果があるため、声をかけられている側には何の意味もなくても出している側にはメリットがあります。
また「声出し」はこんな使い方もできます。
「打者」の場合であれば、
調子が悪くて狙っていない「ボール」につい手が出てしまい、反対に狙っていたボールになかなか手が出ないといった時
に効果的な方法があります。
また「投手」であれば、
連打をくらってしまい、その負の連鎖を断ち切る時
に効果的な方法です。
その方法とは、
バックスクリーンに向かって最大の声で可能な限り短い時間で瞬発的に「声出し」をすること
です。
どんな言葉でも構いません。
これは心理学的な観点から「メンタル」を「リセット」できるということが分かっています。
「声出し」には他にも様々な効果を生み出すことができます。
しかし、野球人の多くが誤解してしまっているのは、
声をかけられている人に意味があるわけではなく、声を出している本人にとって意味がある
という点です。
もちろん本人にとっては安心できるような一言もあると思いますが、安心したいなら自ら「声出し」をすることをおススメします。
「声出し」の目的をはき違えないようにしてくださいね。
「人」のためではなく、「自分」のためです。