日本を代表する投手 前田健太(LAドジャース)を徹底分析
今年からメジャーリーグのLAドジャースに移籍し、破竹の勢いで活躍している「マエケン」こと「前田健太」投手について本日は分析していきたいと思います。
前田投手の投球フォームを見ると、以前の記事「投手が前で投げる意識をしても上手くならない」で記した内容が分かりやすくなります。
前田投手は、投球時に「軸足」の折れが早く、打者側に突っ込んで投げる傾向があります。
その際に「左肩」が上がってしまうため、これを補うために、右腕を下にストンと落とすことでバランスをとっています。
そこから体を回転させはじめますが、身体の使い方的に「肘」の上がりが遅くなるため、リリースポイントを前にすることは物理的に難しくなってきます。
その結果、体重が左足に移り切る前に「リリース」を迎えます。
しかし同時に、自分の体側に「掻き込む」ように腕を加速させています。
この「掻き込む」動作こそがが彼のスピードボールの最大の源になっています。
まとめれば、前田投手のフォームは、「右腕を下にストンと落とす」動作と「リリース時の腕を掻き込む」動作がポイントになり、高レベルのパフォーマンスを実現しています。
もし前田投手に、「前で離せ」、「体重を前に乗せろ」というような指導をしてしまうと、すぐに故障をするか、パフォーマンスを低下させてしまうことになるでしょう。
リリースが後ろであっても、体重移動が完璧でなくても、前田投手はメジャーリーグで活躍しています。
彼が特殊であることは確かですが、人間はそれぞれが特殊な身体をしています。
それにも関わらず、通り一辺倒の指導では何の意味もありません。
「前で離せ」という指導は、前田選手の投球を否定することです。
前田選手がの結果は誰もが認めるものだと思います。
つまり、「前で離す」といった内容がパフォーマンスに影響を与えているのではなく、他に要因があると考えるべきではないでしょうか。
前田選手の真似をすれば上手くなる!・・・なんてことはない。
繰返しになりますが、注意して頂きたいことがあります。
それは、
ここに記された内容は前田選手だけに当てはまること
だということです。
「だけ」と表現すると語弊がありますが、大半の選手には当てはまることはありません。
なぜなら、
人の身体は人それぞれなので、効率的な身体の使い方は人の数だけ存在する
からです。
つまり、前田選手の投球フォームを真似したからといって、すべての選手が上達するわけではありません。
もし真似るのであれば、
前田選手のやっていることを一つのアイディアとして検証してみる
という姿勢が大切です。
あくまで絶対視することはなく、自分に合わなければすぐに辞めましょう。
「バッティング」、「ピッチング」に大切なこと
では「バッティング」にしろ「ピッチング」にしろ、パフォーマンスを高めようとする時に最も大切な考え方とは何なのでしょうか。
それは、
自分の身体全体の力をロスすることなくインパクト(リリース)の瞬間に100%を伝えること
です。
人間は何かの「動作」をする時、必ずたくさんの関節や筋肉、骨、神経を活用して動いています。
そんな時に各部のエネルギーが伝達されているわけですが、伝え方が悪いと伝達の過程で力をロスしてしまっています。
反対にその伝達がスムーズにいけば、一つの「筋肉」だけでは到底生み出せないようなエネルギーを発揮することができます。
「野球肩革命所」が「筋トレ」をおススメしない理由は、この伝達を妨げる行為になるためです(『野球選手に筋トレはいらない理由まとめ ~あなたは筋トレで何をやりたいのか~』)。
しかし、ここで一つ問題が発生します。
それは、
身体の効率的な使い方は人それぞれであること
です。
人間の身体というのは、外見上は似通っていても、各部を詳細に見ていけば全くの別人です。
さらに、昨日の自分と今日の自分というレベルでさえ別人と言っていいほど異なります。
そんな人間の「効率的な使い方」なんてバラバラすぎで指導のしようもありません。
自分の身体を効率的に使ってインパクト(リリース)の瞬間に100%の力を伝えるためのトレーニング方法
では、そんな人それぞれの身体の使い方を知るためにはどうしたらいいのでしょうか。
それは
「MONOBUN」を使ったトレーニングを取り入れる
ことです。
この「MONOBUN」を使えば、「身体の効率的な使い方」に関する全ての悩みを解決することができます。
「MONOBUN」は、極端な言い方をすればどんな「スイング」でも構いません。
・・・というのは極端すぎますが、自由に「スイング」していいものです。
特に決まった使い方はなく、自分が思う「スイング」のまま使用して構いません。
その中で「爆風音」がなるように、微調整をしていけば、いつしか「爆風音」を鳴らすことができます。
そして「爆風音」が鳴った時には、自分の身体を効率的に使うことができています。
つまり、その選手が本来もつ力をロスすることなく伝達し、インパクト(リリース)の瞬間に100%の力を伝えることができます。
「MONOBUN」は、一般的に良いとされる「スイング」ができていたとしても鳴りません。
あくまで一般的に良しとされる「スイング」であって、あなたにとってベストなスイングではないかもしれないからです。
つまり「MONOBUN」の「爆風音」を鳴らすことができていれば、自然とあなたの身体にあったスイングを手に入れることが可能で、特に身体の使い方を考えずに、どうやれば「爆風音」を鳴らすことができるかに集中すればいいということになります。
「MONOBUN」は「スイング」する形式のトレーニングアイテムなので、「バッティング」だけを連想してしまいますが、身体の力の使い方を知るという意味では、あらゆる動作に応用することができます。
なんなら、野球だけでなく、総合格闘技やゴルフでも「MONOBUN」を使ってパフォーマンスを高めている人さえいます。
「MONOBUN®」とは
「MONOBUN®」はリラックスした状態で「テイクバック」という予備動作をなくし、最もその人にとって効率的な身体の使い方、インパクトに100%の力を発揮するスイングをした時に「ある爆風音」が鳴るように設計されています。
判断が難しい感覚の部分を「爆風音」だけで確認できるシンプルなものです。
ネクストバッターズサークルに置かれているマスコットバットには意味がありません(『マスコットバットはスイングスピードを遅くする』)。
この「MONOBUN®」がマスコットバットに変わって置かれる日もそう遠くない現実だと思います。
なぜなら「MONOBUN®」には、もう一点優れたポイントがあります。
それは、「調子の波を感じることができる」ということです。
普段は「MONOBUN」を振って「爆風音」を鳴らしていた選手が、調子を崩すと必ずといって「爆風音」を鳴らすことができなくなります。
同じ意識で振っていれば「爆風音」が鳴らなくなるのは当然で、人間の身体は常に変化しているためです。
そんな微細な変化すら「MONOBUN」は感知し、体感させてくれます。
調子を崩し始めるその前に「MONOBUN」を振って、「爆風音」を鳴らすことができる「あなたに合った効果的な身体の使い方」を実現しておきましょう。
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